女子プロレスキュー!

フェアウェイバンカーが得意になる練習法 佐久間夏美

2021/09/08 05:00

「効率のいいフェアウェイバンカー対策」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーGさんの悩み】
「距離があるフェアウェイバンカーからのショットが苦手です。ガードバンカーとは違い、練習場で行う環境も少なく、なかなか上達が見込めません。何か良い方法はありますか?」

【佐久間夏美のレスキュー回答】
「確かにフェアウェイバンカーから、ユーティリティやロングアイアンを使ったショットを練習できる場所は限られます。実戦以外で練習する機会は少なく、マットの上で想定して打つしかありません。今回はそんな時でも効率のいい、フェアウェイバンカーに特化した練習法をお教えします。

1. ティアップしてティに触れないように打つ

予想以上に1W時は高いので最初はかなり違和感を覚える

ボールはマットの上ではなく、ティアップして打ちます。ドライバーショットと同じくらいの高さにセットし、ティに触れることなくボールのみクリーンに当てます。インパクト前後の軌道が、レベルブロー(水平)になるように打つことが目的です。

2. あおり打ちは厳禁!

右肩が下がることで大ダフリ フェースも開きっぱなし

フェアウェイバンカーで避けるべきミスは、ボール手前でヘッドが砂に刺さる大ダフリです。ボールを下からあおるような、アッパーブロー(下から上)の動きは厳禁。ティに触れない練習をすることで、脱あおり打ちを習得することができます。

3. 体重配分は6(左足)対4(右足)

ボールの位置を左側に置きすぎないことも注意!

レベルに保つポイントは、アドレス時の体重配分を6(左)対4(右)にすること。スイング中、右足側に重心が寄って右肩が下がる動きがあおり打ちの元。6対4で左足寄りに重心を置くことで、実際は5対5でインパクトを迎えることができると思っています。

【今回のまとめ】砂の上でできないときはティアップ♪

右肩の高さを一定に保つ意識をもつ

ティアップしてティに触れないように打つ。
あおり打ちは厳禁!
・体重配分は6(左足)対4(右足)

取材協力/カレドニアン・ゴルフクラブ

■ 佐久間夏美(さくま・なつみ) プロフィール

1999年生まれ、茨城県出身。プロゴルファーの姉・綾女(あやめ)の影響で9歳からゴルフを始め、現在はプロテスト挑戦中。BS人気番組「ゴルフサバイバル」「白金台女子ゴルフ部」「ゴルフ 天下!たい平」に出演して人気急上昇。趣味はトレーニングの一環として行っているキックボクシング。

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