女子プロレスキュー!

アプローチのフォロー取りすぎていませんか? 佐久間夏美

2021/09/15 05:00

「安定しないアプローチショット」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーKさんの悩み】
「15~30ydのアプローチが苦手です。ダフリやトップのミスを減らすには、どうすれば良いでしょうか?」

【佐久間夏美のレスキュー回答】
やや中距離のアプローチが苦手なゴルファーは、ヘッドの動かし方を意識しすぎているように感じます。特にフォローの意識が強い人は要注意。「テークバックとフォローの振り幅は1対1」という意識が強すぎると、安定感を欠く要因になるので気をつけましょう。

1. フォローは最低限に抑える

ボールを上げるのはスイングではなくクラブという考え方

おすすめなのは“ボールを打ったら終わり”という意識で、フォローをなるべく取らない打ち方です。ウェッジはロフト角が大きく、そもそもフェースが寝ているため、ボールにしっかりコンタクトできれば十分な高さを出すことができます。

2. インパクトの調整がミスにつながる

フォローを大きく取ると右肩が下がりダフリの元に

フォローを最低限に抑える理由は、ヘッドを出そうと思えば思うほど、無意識にインパクトの強さを調整してしまうからです。それによって両腕が緩んだり、ボールを上げようと体の右サイドが下がったりして、出球の高さがバラついてしまいます。

3. 体重配分は6(左足)対4(右足)

完全に左足体重(10対0や9対1)にしないところが佐久間流

アドレス時の体重配分も重要です。グリップは左手よりも右手が下にくる分、左右5対5の均等な意識では、右サイドが下がる動きを抑え切れません。おすすめは左6対右4。やや左足体重の意識が、適度な出球の高さをキープできるポイントですよ♪

【今回のまとめ】打ったら終わり♪

クラブよりもボールのコントロールに集中できる

・フォローは最低限に抑える。
インパクトの調整がミスにつながる。
・体重配分は6(左足)対4(右足)

取材協力/カレドニアン・ゴルフクラブ

■ 佐久間夏美(さくま・なつみ) プロフィール

1999年生まれ、茨城県出身。プロゴルファーの姉・綾女(あやめ)の影響で9歳からゴルフを始め、現在はプロテスト挑戦中。BS人気番組「ゴルフサバイバル」「白金台女子ゴルフ部」「ゴルフ 天下!たい平」に出演して人気急上昇。趣味はトレーニングの一環として行っているキックボクシング。

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