女子プロレスキュー!

片手で10ydが打てればアプローチ上手 植手桃子

2022/03/23 05:00

「効果の出るアプローチ練習」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーHさんの悩み】
「アプローチでダフリやザックリばかり…。練習場でかなり球数は打っているのですが、なかなか上達しません。何か良い練習法はありますか?」

植手桃子のレスキュー回答】
飛ばす必要のないアプローチは、インパクトでボールがフェースに乗る感覚がつかめれば、距離感も方向性も改善されます。そのために意識するべき点が、両手の使い方。今回は左右それぞれの手の役割と感覚を磨く練習法をお教えします。

1. 片手でキャリー10ydを打つ練習

多くのプロがメニューに入れている練習法

おすすめの練習法は、キャリー10ydを片手で打つドリルです。片手のみで打つと、フェースの動きをシンプルに把握することができます。手先でクラブを上げたり、インパクトで当てにいくような、手打ちになるポイントを体感しやすくなります。

2. 右手打ちではわきを開かない

テークバックよりも始動がポイント

右手打ちドリルでは、右わきが開きがちになります。始動で腕のみに頼ると、わきが開きやすく、手と体がバラバラの状態に。上体ごと回転させる意識をもち、腕を使わずクラブを上げられれば、体の回転で振る理想的な動きにつながります。

3. 左手打ちでは手首の角度をキープする

左手ではダウンスイングがポイント

左手打ちドリルでは、手首の角度を保つことがポイント。ボールに当てにいく意識が強いと、上体の回転が止まり、左手のみで打ちにいってしまいます。手首の角度をキープすることで、腕と体が一体化し、スムーズに振り抜くことができます。

【今回のまとめ】上体の回転で打てればミスは減る♪

中・薬・小指の3本に力が入っているグリップが◎

・片手でキャリー10ydを打つ練習が効果的。
・右手打ちではわきを開かない。
・左手打ちでは手首の角度をキープする。

取材協力/北六甲カントリー倶楽部東コース

■ 植手桃子(うえて・ももこ) プロフィール

1997年9月10日生まれ、兵庫県神戸市出身。6歳からゴルフを始め、滝川第二高校ゴルフ部時代に先輩・堀琴音を見てプロへの思いが強くなる。5回目のプロテストで合格。2021年「京都レディース」4位に。22年はステップアップツアー複数回優勝&賞金ランク1位を目指す。

植手桃子'sレスキュー 記事一覧