3種類の高さを打ち分けるアプローチ練習法 桑木志帆
「アプローチがなかなか上達しない人」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーOさんの悩み】
「基本的なアプローチショットはマスターしていますが、プロのようにどんな状況でも寄せられる技量が身につきません。どのような練習をすれば上達しますか?」
【桑木志帆のレスキュー回答】
アプローチショットは、ピンまでの距離やボールの落とし所によって、同じクラブでもボールの高さを打ち分けなければいけません。状況に応じたショットを練習しておくことで、よりシンプルにやさしくショートゲームを組み立てることができます。今回は、アプローチ技術がグーン!とアップする高さを打ち分ける練習法をお教えします。
1. 同じウェッジで3種類を打ち分ける
「通常の高さ=ノーマル」「高い球」「低い球」と、基本となる3つの高さを打ち分けましょう。ポイントは、ボールの位置とフォローでのヘッドの高さの2つのみ。特に打ち方やクラブの使い方は意識せず、この2点に絞って練習しましょう。
2. ボール&ヘッドの目安はわかりやすく
ノーマルの高さでは、ボールを体の中央にセットします。低く出したいときは右足、反対に高く上げたいときは左足の前に。フォローでのヘッドの高さは、低い球はひざ下まで。高い球は胸元あたりまで上げます。
3. “5yd刻み”の距離感が磨かれる
高さを打ち分ける練習を繰り返すことで、自然と距離感が磨かれます。ノーマルの目安は15yd、低い球は20yd、高い球は10yd。ボールの位置とフォローを変えるだけで、5yd刻みの打ち分けが可能になります。
【今回のまとめ】技術を磨くならコツコツ機械的に反復練習♪
・ボール位置&フォローの高さを変える。
・ボール位置の目安はわかりやすく。
・5yd刻みの距離感が磨かれる。
取材協力/みのるゴルフ笹ケ瀬
■ 桑木志帆(くわき・しほ) プロフィール
2003年1月29日生まれ、岡山県出身。4歳でゴルフを始め、中学3年生の時に「中国女子アマチュアゴルフ選手権」、高校3年生には石川遼主催「The “One” Junior Golf Tournament」で優勝。21年実施のプロテストに合格し、同年の新人戦を制した。カラオケが大好きで得意曲はHY「366日」。
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