女子プロレスキュー!

右端? 左端? それとも真ん中? 練習場でのベストな打席選び 桑山紗月

2022/06/08 05:00

「最適な打席選び」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーRさんの悩み】
「練習場に行くと、いつも打席選びに悩みます。打席の位置は、持ち球によって決めるべきなのでしょうか?」

桑山紗月のレスキュー回答】
練習場では、左右にあるネットをうまく利用することで、持ち球の精度を高める効率的な練習が可能です。ドローヒッターの私は基本的に左端を選び、調子が落ちたと感じたときには右端を選ぶようにしています。

1. 基本はドローが左端・フェードが右端

打ち出し方向を広く使えることでストレスなく振っていける

基本的には、ボールの打ち出し方向を広く使える打席がベストです。ドローヒッターは左端、フェードヒッターは右端。どちらも広く使いたい場合は真ん中。練習時は極力プレッシャーをかけず、出球を確認しやすい打席を選ぶことをおすすめします。

2. 精度を上げたい場合は逆サイドへ

ネットに当たらないように打ち出すことで曲がり幅を最小限に

調子が落ちてきた場合は、逆サイドを使うこともあります。ドローヒッターの私はスイングが乱れると、出球が右に押し出しがちになり、曲がり幅が大きくなってしまいます。右端から打つことでネットが抑止力となり、出球を調整することができます。

3. 打ち上げには要注意

ボール管理がしやすいため 打ち上げの練習場は多い

練習場では左右だけではなく、打ち上げ・打ち下ろしにも注意が必要。特に打ち上げのシチュエーションでは、ボールを上げようとする意識が働き、上体の起き上がるタイミングが早くなり、ダフリやトップといったミスが起こりやすくなります。

【今回のまとめ】左右のネットを利用しよう♪

調子に合わせて左→右打席と途中で移動するのもアリ

・基本はドローが左端・フェードが右端
・精度を上げたい場合は逆サイドへ。
打ち上げにも要注意。

取材協力/光風台ゴルフガーデン

■ 桑山紗月(くわやま・さつき) プロフィール

1998年1月20日生まれ、千葉県出身。12歳からゴルフを始め、高校から入ったゴルフ部で本格的に競技に取り組む。4度目の挑戦となった2021年11月のプロテストに合格。今季4戦目のステップアップツアー「九州みらい建設グループレディース窓乃梅カップ」にて、最終日4打差を逆転し、プロ初優勝を挙げた。

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