雨ゴルフは雨の日用のアイアンショットで 桑山紗月
「雨の日の大崩れ」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーHさんの悩み】
「この時季は雨の日のラウンドが多く、アイアンショットでダフリのミスが頻発します。どんな対策をして臨めばよいですか?」
【桑山紗月のレスキュー回答】
芝は水を含むと抵抗力が増し、クラブのソールが抜けにくくなります。ヘッドが少しでもボールの手前に落ちると、ダフリのミスが起きてスコアは伸びません。雨の日のアイアンショットでは、ボールに直接コンタクトするためのアドレスやスイングで対処しましょう♪
1. 短く握って近くに立つ
基本的な対処法は“短く握って近くに立つ”ことです。クラブは通常時よりも短く、雨量によってはこぶし1個分ほど短く握ってもOK。短く握った分、ボールに近づいて構えることを忘れずに。晴れの日と同じ感覚のまま構えている人は要注意です。
2. ラフではフェースを開く
ラフでは、フェアウェイ以上に注意が必要です。芝の抵抗力を減らすため、フェースは開いて構えます。ややオープンスタンスに立ち、ヘッドはボールの上から入れるイメージ。確実に飛距離ダウンするので、1番手以上は大きいクラブを選びます。
3. 無理をせずフェアウェイに置く
ラフからのショットでは、ヘッドが抜けるかどうかの判断が大切。無理に狙えば、ヘッドが芝から抜けずに手首を痛めることも。抜けないと判断した場合は、フェアウェイに戻すことを優先させましょう。雨の日はクレバーなマネジメントが重要です。
【今回のまとめ】いかにダフらせないかがカギ♪
・短く握って近くに立つ。
・ラフではフェースを開く。
・無理をせずフェアウェイに置く。
取材協力/光風台ゴルフガーデン
■ 桑山紗月(くわやま・さつき) プロフィール
1998年1月20日生まれ、千葉県出身。12歳からゴルフを始め、高校から入ったゴルフ部で本格的に競技に取り組む。4度目の挑戦となった2021年11月のプロテストに合格。今季4戦目のステップアップツアー「九州みらい建設グループレディース窓乃梅カップ」にて、最終日4打差を逆転し、プロ初優勝を挙げた。
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