女子プロレスキュー!

分かっちゃいるけどやめられない“手打ち”を防ぐ練習法 宮崎千瑛

2022/07/06 05:00

ゴルフトライアスロン女王のパワフル娘が登場!

小柄ながら最長飛距離300ydを誇る人気ドラコンプロ

JPDAドラコンプロでLPGAのプロテスト合格を目指す宮崎千瑛。こいで(バイク)、回って(ゴルフ)、走る(ラン)「ゴルフトライアスロン」の2019年大会で、女子鉄人の部の優勝を飾ったパワフル娘が、今回からアベレージゴルファーの悩みを解決する。

「“手打ち”に悩む人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーXさんの悩み】
「フックやスライス、ダフリにテンプラまで、コースではさまざまなミスが出ます…。友人からはよく“手打ち”を指摘されるのですが、どのような改善法があるのでしょうか?」

【宮崎千瑛のレスキュー回答】
手打ちの原因には、体の回転が少ないことが挙げられます。体の回転が少ないと腕主体のスイングになり、タイミング次第となることで、さまざまなミスが出てしまいます。今回は、体の回転力を増やし、スイングの再現性が高まる練習法をご紹介します。

1. 頭で分かっていても抑えられない

考えて直せる問題ではないのが“手打ち”の特性

手打ちになる原因は、切り返し時に体よりも手が先に動き、クラブを下ろす動作が早まることにあります。ただ、頭では分かっていても、実際にこの動きを抑制することは非常に困難です。切り返しの動きを丁寧に順序立てて行うドリルが効果的です。

2. 順序立てて体で覚える

従来のステップ打ちにはない3がポイント!

両足をそろえて踏み込む「ステップ打ち」を、自分なりに改良させた4つの手順を踏むドリルです。(1)でクラブを上げ、(2)でトップの形をつくったまま、左足を右足に寄せます。(3)で腰だけを始動させて、(4)で左足を踏み込みながらスイングします。

3. 腰の回転で切り返す

右→左への大きな体重移動のイメージも不要

理想は、腰の動きにつられて腕が同調して動き出し、左足を踏み込むことで加速していくことです。ただし、腰を動かす際に左に流れてしまうと、多くのミスの原因に。腰は左に動かすよりも、そのままの位置で回転する感覚を持つことがポイントです。

【今回のまとめ】頭で分かっていてもダメ♪

3の腰を意識しながら 繰り返し練習しましょう♪

手打ちは頭で分かっていても抑えられない。
順序立てて体で覚える。
・腰の回転で切り返す。

取材協力/南総カントリークラブ

■ 宮崎千瑛(みやざき・ちえ) プロフィール

1997年3月30日生まれ、東京都出身。兄の影響でゴルフを始め、4歳から北谷津ゴルフガーデンで腕を磨く。運動神経に自信があり、ラン&バイク&18ホールをプレーする「ゴルフトライアスロン2019」鉄人の部で優勝。海外で戦える選手を目指し、プロテスト合格を目指す。

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