女子プロレスキュー!

“起き上がり”はヘッド軌道と関係あるの!? 宮崎千瑛

2022/07/20 05:00

「体の起き上がりで悩む人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーCさんの悩み】
「よく『体が起き上がっている』と指摘されます。どんな方法を使えば、起き上がらずにスイングできますか?」

【宮崎千瑛のレスキュー回答】
“起き上がり”には、スイングにおいて2通りのパターンが考えられます。ひとつは、バックスイングから起き上がるタイプ。もうひとつは、インパクトで伸び上がるタイプです。どちらも原因は、上体の回転不足が挙げられます

1. バックスイング型はベルトを回す

クラブが縦に上がっている(左)のに対して横に上がっている(右)

バックスイングで起き上がるタイプは、回転不足により前傾を後ろに倒すことで、クラブを振り上げてしまうことが原因です。体重移動は抑え、上体のみを回転させる意識が重要。ベルトのバックルを回すイメージで、バックスイングを行いましょう。

2. インパクト型はヘッド軌道を見直す

インサイドアウト(画像右)は起き上がりやすい

インパクトで伸び上がるタイプは、回転不足により腕を大きく動かそうとして、上体を起こしてインパクトを迎えてしまうことが原因。このタイプの人は腕の意識が強いため、体を回転させるとともに、ヘッド軌道を見直すことをおすすめします。

3. ボールを置いて軌道をイメージする

インに引いてアウトから下ろす“8”の字を描くイメージ

特にインサイドアウト軌道が強い人は、体の軸が右に倒れやすいので注意。練習時は、ヘッド後方にボールを2個(インとアウトに)置き、その上にヘッドを通すイメージで振ります。ややアウトから入るインパクトをマスターしましょう。

【今回のまとめ】2パターンの改善法がある

バックスイングのベルト&ダウンスイングのヘッド軌道

・バックスイング型はベルトを回す。
・インパクト型はヘッド軌道を見直す。
ボールを置いて軌道をイメージする。

取材協力/南総カントリークラブ

■ 宮崎千瑛(みやざき・ちえ) プロフィール

1997年3月30日生まれ、東京都出身。兄の影響でゴルフを始め、4歳から北谷津ゴルフガーデンで腕を磨く。運動神経に自信があり、ラン&バイク&18ホールをプレーする「ゴルフトライアスロン2019」鉄人の部で優勝。海外で戦える選手を目指し、プロテスト合格を目指す。

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