女子プロレスキュー!

突然のシャンクどう直す? 原因と対処法 齊藤妙

2022/10/05 07:00

「シャンクに悩む人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーDさんの悩み】
「もう出ないと思っていても、ふと起こるシャンク。はっきりした原因が分からず、意識すればするほど繰り返してしまいます。どのように対処すれば良いでしょうか?」

齊藤妙のレスキュー回答】
ライや状況によっては、ツアープロでさえ起こしてしまうシャンクのミス。原因はいくつか考えられますが、私はシンプルに手元と体の動きがバラバラになってしまうことだと考えます。スイングテンポとアドレス時のひと工夫で、防ぐことができますよ。

1. シャンクの原因は手元の先行

普段それほどシャンクが出ない中級者ほど陥りがちな傾向

シャンクは、テンポが正常時より速まっているときに起こります。インパクトの瞬間、手元が前方(ボール側)に出てしまうことが原因。焦りや外的要因で手元が先行して、フェースが戻り切らずにネックに当たってしまうのです。

2. ゆったりテンポで素振りを行う

目的はしっかりフォローを出せるようにすること

応急処置として、テンポを見直すこと。ショット前にゆったりした動きで素振りを行い、ヘッドの重みを感じながら振ります。ハンドレートなイメージで、ヘッドが手元を追い越す感覚をつかめればOKです。

3. ひじを軽く曲げてから構える

腕がダラ~ンと脱力できている位置が正解

手元の動きを抑えるには、アドレス時に両ひじを軽く曲げてから構えると良いです。腕や手首が張ったままだと、どうしても前方に出る動きを抑え切れません。ひじをやわらかく使えるように準備しておくと、手元が通るスペースを確保できますよ♪

【今回のまとめ】原因をシンプルに捉えよう

腕とシャフトでできる角度(アームシャフト角)を一定に保つのが理想

・シャンクの原因は手元の先行。
・ゆったりテンポで素振りを行う。
ひじを軽く曲げてから構える。

取材協力/飯能グリーンカントリークラブ

■ 齊藤妙(さいとう・たえ) プロフィール

2000年12月1日生まれ、東京都青梅市出身。高校から本格的にゴルフを始め、18年「大東建託・いい部屋ネットレディス」、19年「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディストーナメント」に出場。BS日テレで放送中の「ゴルフサバイバル」に出演し、人気上昇中の女子ゴルファー。夢はプロテストに合格して、全米女子オープンに出場すること。趣味は料理で蕎麦を打つことも。

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