女子プロレスキュー!

3パットを減らす練習グリーンでのインプット術 松原果音

2022/12/14 07:00

「パットの距離感が合わない人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーHさんの悩み】
「ピンを大オーバーしたと思ったら、次は大ショート…。距離感が合わず、いつも3パットに悩まされています。どうすれば、ロングパットの距離感を磨くことができますか?」

松原果音のレスキュー回答】
各ゴルフ場のコンディション、またその日の気象条件によっても、日々状況が変わるグリーンの速さ。試合で同じコースを連日プレーしていても、毎ホールで距離を合わせることは簡単ではありません。そこで私が重視している点は、朝の練習グリーンで距離感の目安となる基準をつくることです。

1. 振り幅を3段階でイメージする

両足のスタンス幅は振り幅に合わせて変える

歩幅で10、15、20歩の距離に目標を置き、それぞれどの程度の振り幅で届くかをチェックします。インパクトの力感だけでは勘に頼る部分が大きく、不安定な要素が大半を締めますが、振り幅を決めることで理論的にプランが立てられます。

2. 打ち方よりもリズムを重視する

掛け声は「イチ、ニ」「タン、タン」「せー、の」何でもOK

テークバックとフォローは1対1でイメージします。再現性を高めるためにリズムを意識しながら、振り幅をインプット。“10歩は足幅くらい”と決めた後は、ストロークのリズムを一定にするため、掛け声や頭の中で数字を唱えると良いでしょう。

3. 振り幅を決めるとフェースが開きにくい

(画像右)フェースは一見スクエアに見えるが微小ながら開いている

何も意識せずフォローを大きく取ると、ボールの当たりに負け、フェースが開くミスを起こしやすいです。決めた振り幅でヘッドをピタッと止めることで、勢いに流されずにフェースコントロールでき、インパクト時の開きを抑えることができます。

【今回のまとめ】朝の15分で目安をつくる!

朝の短い時間ではストロークの確認よりも目安づくりが先決

・振り幅を3段階でイメージする。
・打ち方よりもリズムを重視する。
・振り幅を決めるとフェースが開きにくい。

取材協力/有馬ロイヤルゴルフクラブ

■ 松原果音(まつばら・かのん) プロフィール

1999年7月3日生まれ、大阪府出身。10歳からゴルフを始め、「四国ジュニア」「西日本アマ」優勝を経て、ゴルフの強豪・香川西高ではゴルフ部主将を務める。高校卒業後、18年度のプロテスト不合格で一度はゴルフを諦めたが、「目標がないと人生はつまらない」と挑戦を再開。現在は飛距離アップを課題とし、精力的にトレーニングに励む。EXILE ATSUSHIの大ファン。

松原果音’sレスキュー 記事一覧