ずばりタメをつくるには? タオル一枚でできる飛距離アップ術 石坂翔子
YouTube視聴230万回超えのレッスンプロが登場♪
一般企業に勤める会社員でありながら、ティーチングプロの資格を取得した異色の経歴を持つ石坂翔子プロ。昨年4月に公開されたJLPGA公式YouTubeチャンネル内でのレッスン動画は、230万回を超える(※2023年8月9日現在)。そんな多くのゴルファーから支持を得る彼女の言葉から、上達のヒントを学ぼう!
「飛距離が伸びない悩み」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーKさんの悩み】
「飛ばすために必要なダウンスイングでの“タメ”は、どのような練習でつくれますか?」
【石坂翔子のレスキュー回答】
飛距離不足は、切り返しでクラブをリリースしてしまう「アーリーリリース」もひとつの要因になることが多いです。腕とクラブでつくる角度を保ちながらクラブを下ろす、いわゆる“タメ”が必要。それがインパクトに向かってリリースされることで、ヘッドが走って飛距離アップが狙えます。今回はタメをつくるための練習法をお教えします。
1. 片側先端を結んだタオルで素振りを行う
タメをつくるには、下半身リードの切り返しで生まれる捻転差が必要になります。片側の先端を結んだタオルで素振りを行い、結び目が左の肩甲骨についた瞬間に切り返すことで、下半身リードのタイミングを覚えることができます。
2. 早すぎる切り返し&背中に当たることに注意
この練習で気を付けてほしいことは2つ。ひとつは、結び目が肩につく前に動き出してしまい、手打ちや極端なアウトサイドイン軌道になってしまうこと。もうひとつは、肩ではなく背中についてしまい、フラットな軌道になってしまうことです。
3. 結び目ではなく手元支点で動かす
安定して左の肩甲骨に結び目を当てるには、手元を支点にして振り上げること。結び目に支点をおくと、毎回上がる方向がバラバラに…。うまくタオルを操作できれば、本番でクラブを振り上げた際にタメをつくることができますよ♪
【今回のまとめ】フェースタオル一枚あればできる!
・片側先端を結んだタオルで素振りを行う。
・早すぎる切り返し&背中に当たることに注意。
・結び目ではなく手元支点で動かす。
取材協力/千葉夷隅ゴルフクラブ
■ 石坂翔子(いしざか・しょうこ) プロフィール
1995年生まれ、東京都出身。両親の影響で小学生の頃からゴルフを始め、高校は杉並学院に進学してゴルフ部で腕を磨く。大学卒業後はダンロップスポーツマーケティングに入社し、2022年にJLPGAティーチングプロフェッショナルA級を取得。17年ミス調布コンテストでグランプリに輝いた経歴も持つ。
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