女子プロレスキュー!

まだ間に合う! コンペ直前に一夜漬けでできること 石坂翔子

2023/08/16 11:00

「実戦直前にもかかわらず練習不足な人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーFさんの悩み】
「練習したいと思っていたのですが、コンペが明日に迫るまで結局時間が取れずじまい…。前日となってしまいましたが、ギリギリでもなんとか効果が出る練習メニューはありますか?」

【石坂翔子のレスキュー回答】
短時間でスイングを大きく改造することは困難ですが、最低限に安定させて曲がり幅を軽減することは可能です。特に一夜漬けでやっておくべき練習法は、ずばり出球の左右(方向性)をそろえるドリルです。

1. 2個のボールを使って出球チェック

前に置くものをボールにすることで微小なズレが把握しやすい

出球をそろえる練習法は、実際に打つボールの50cm先にもう1個別のボールを置き、その上を通すように打つドリルです。ボールの行方よりも、目安をより近くに置くことで、細かなスイングの修正ポイントを発見しやすくなります。

2. 落ち葉を使って軌道チェック

落ち葉以外でも毛糸や微小なゴミでも代用可

出球がそろってきた後は、ボールの先10㎝(より近く)の位置に落ち葉などの目安を置き、ボールと一緒に打つ練習を行います。ロフトを立てながらソールでボールの先を擦る感覚をつかみ、ダフリやトップを防ぐダウンブロー軌道を体感します。

3. 必ず小さなスイングから始める

急いで長いクラブから練習するとオーバースイングになりやすい

スイングの振り幅は、ドライバーでのフルスイングよりも、ウェッジ→アイアンと短いクラブでハーフスイングから始めましょう。ヘッド軌道を意識しながらダウンブローでとらえる意識を身につけることが狙いです。クラブを固定するより、満遍なく全番手を練習しておくことで、短時間で効果が期待できます。

【今回のまとめ】スコアをまとめたいなら出球をそろえよう♪

ダウンブローができているか? を優先して練習しよう

・2個のボールを使って出球チェック。
落ち葉を使って軌道チェック。
・必ず小さなスイングから始める。

取材協力/千葉夷隅ゴルフクラブ

■ 石坂翔子(いしざか・しょうこ) プロフィール

1995年生まれ、東京都出身。両親の影響で小学生の頃からゴルフを始め、高校は杉並学院に進学してゴルフ部で腕を磨く。大学卒業後はダンロップスポーツマーケティングに入社し、2022年にJLPGAティーチングプロフェッショナルA級を取得。17年ミス調布コンテストでグランプリに輝いた経歴も持つ。

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