両ひざピーン!で飛距離アップ 下半身でつくる飛ばしの爆発力 木村怜衣
「飛距離が伸びない悩み」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーOさんの悩み】
「飛距離を伸ばすために、毎日素振りや筋トレを続けているのですが、なかなか結果が伴いません…。どうしたら今よりもっと爆発力を生むことができるでしょうか?」
【木村怜衣のレスキュー回答】
ボールを打つ意識が強いと、なかなか飛距離アップは望めません。重要なことはスイング中のポイントをどこに置くか? 私はよりヘッドスピードを上げるために、切り返し以降での下半身の動きに着目しています。
1. 体重を左足に乗せる
切り返し以降は、左足をしっかり踏み込んでから腰を回転させます。その際どうしても腰が引けてしまう人は少なくないでしょう。腰が引ける原因は、体重が左足に乗り切れていないこと。左足に体重を乗せることこそ、スムーズに上体を回す土台づくりにつながります。
2. 踏み込みと同時に両ひざを伸ばす
スムーズに腰を回すためには、左足で踏み込むと同時に両ひざを伸ばします。インパクト時には、真上にジャンプするような意識でも構いません。ひざを伸ばして下半身を躍動させることで、腰の回転&スイングスピードを速める源になります。
3. お尻は意識的に後方に動かす
注意点は、ひざを伸ばした反動で上体まで起き上がってしまう動き。上半身の前傾をキープするためには、ひざを伸ばすと同時にお尻を後方に動かすイメージを持ちましょう。お尻を後ろに動かすことで頭はその重さで前に落ち、積極的に両ひざを動かしても腰が前に出る動きを抑えます。
【今回のまとめ】両ひざピーン!で飛距離ピョーン!
・体重をしっかり左足に乗せる。
・踏み込みと同時に両ひざを伸ばす。
・お尻は意識的に後方に動かす。
取材協力/カメリアヒルズカントリークラブ
■ 木村怜衣(きむら・れい) プロフィール
1999年生まれ、宮城県出身。中学卒業後は宮里藍、有村智恵らを輩出した東北高へ進学。「東北女子アマ」優勝など輝かしい実績を積む。念願だったプロテスト合格は、6度目となった2023年に成就。167cmの長身を生かしたパワフルなスイングで、250yd超えの豪快なドライバーショットが魅力。漫画アニメ好きで休日は動画配信サイトを視聴することが多い。
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