今日タッチいいね! こっそり3パットを減らすスタート前ドリル 永嶋花音
「3パットの多さで悩む人」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーHさんの悩み】
「10m以上のロングパットで3パットばかりしてしまい、目標の100切りが達成できず…。ファーストパットでしっかりカップに寄せるには、どうすれば良いでしょうか?」
【永嶋花音のレスキュー回答】
スコアをまとめる必須条件として、3パットをどれだけ減らせるかが挙げられます。とにかくファーストパットでの距離感の精度を上げること。そのためには、スタート前のパッティング練習でいかにタッチを合わせられるか。できるだけ短時間で距離に絞った効果的なドリルをご紹介します。
1. 目を閉じて打つドリル

ひとつ目のドリルは、目を閉じて打つ練習です。まずは目標となるカップを見ながら振り幅を決め、アドレスの位置に着いてストロークを始動したタイミングで目を閉じます。目を開けていると(通常時だと)ボールに当てることに集中してしまい、距離感の意識が薄まってしまうからです。視界を遮ることでイメージを鮮明に頭の中に描け、反復することでタッチを養うことができます。
2. 片手打ちで同じ距離を打つドリル

ふたつ目は、片手打ちドリルです。左右片手ずつ同じ目標に向かって打つことで、それぞれの手の役割を認識することができます。片手打ちをすることで動きの解像度が上がり、どこでどのように手が動くと目標の距離をオーバーorショートするかが明確に把握できます。どちらでも打ちたい距離にストローク幅を合わせたあと、仕上げとして両手で同じ距離を打ってみましょう。
3. 巨大なカップを想定する
最後は練習ドリルだけの内容ではなく、本番でも使える実戦向きのイメージ法です。距離感をイメージする際、実際のカップを目がけて打つと、どうしても方向性まで意識してしまいます。距離感に集中するため、まずカップ付近半径1~1.5mを巨大なカップとして想定し、その中にボールを転がしていくことをイメージする。目標を大きくすることで心に余裕が生まれて距離感に集中できる分、タッチを合わせることができます。
【今回のまとめ】瞑目→片手→巨大カップ
・目を閉じて打つドリル。
・片手打ちで同じ距離を打つドリル。
・巨大なカップを想定する。
取材協力/鎌ヶ谷カントリークラブ
■ 永嶋花音(ながしま・はなね) プロフィール
2001年生まれ、東京都出身。6歳から競技を始め、21年プロテストに合格。24年のステップアップツアー「ヤンマーハナサカレディース」でプレーオフを制して初優勝を挙げた。今季はQTランク21位の資格でレギュラーツアーに参戦。得意クラブはパター。目標とする選手は大山志保と小祝さくら。特技はピアノ。
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