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バンカーで「ペチッ」「バフッ」どっちが正解? 砂を薄く取るときの“正しいインパクト音”/千田萌花

2026/08/12 11:00

「ガードバンカーで手前にピンがあるとき」をレスキュー♪

あなたのバンカーショットの音は正解? 不正解?

トーナメントのテレビ中継を見ていると、ガードバンカーから砂を薄く取って、ボールをできるだけ飛ばさず、狙い通りピンそばに止めるシーンを見かける。同じようにアマチュアが砂を薄く取ろうとしても、距離が出てホームラン、またはグリーンをオーバーして向こう側のバンカー…ということが多い。では、この難度の高い状況をどのように打破するのか――。「インパクトの“音”が重要」と説く実力派ルーキー・千田萌花プロが、入射角とクラブの入り方に注目し、砂を薄く取るためのコツを解説してくれた。

【アマチュアゴルファーOさんの悩み】
「グリーン周りのガードバンカーで、ピンが手前にある状況が苦手です。できるだけボールを飛ばさないように、フワッと浮かせてキュッと止めたいのですが、どうしても距離が出てしまいます。プロが砂を厚く取らずに打つバンカーショットは、どのように打っているのですか?」

千田萌花のレスキュー回答】
バンカーショットのセオリーとして、ボールだけではなく、ボールの周辺を砂ごと運ぶべきとよく聞きますが、それだけではなかなか距離を落とすことは難しいです。飛びすぎてしまう主な要因は、ヘッドが鋭角に入りすぎていること。また、ウェッジのバウンスを使わない打ち方だと、ヘッドが砂を滑らずにボールにヒットしてしまうことで、脱出さえままならなくなってしまいます。

1. 右に体重を残してハンドレートで打つ

インパクト直後 右足側に体がのけ反るくらいでOK

まずは、インパクト時のプレーヤー正面から見たシャフトの角度を確認してください。バンカーの鉄則として、左足体重のまま体重移動を抑えて打つことがセオリーになっていますが、ここでは右足体重のまま、ハンドレート(手の位置がボールより後方にある状態)でとらえます。極端にいうと、ハンドレートの形を早めに再現し、その形を保ったままクラブを振り上げていくイメージです。

2. 頭の位置は常にボールより後ろ

頭の位置で入射角は大きく異なる

アマチュアゴルファーの皆さんは、無意識にボールへの意識を強く持ちすぎて、体が前方(飛球方向)に突っ込んでしまいがち。ハンドレートにボールをとらえようと思っても、ボールを打とうという意識が強すぎると、体が斜め左に傾いてハンドファーストになってしまいます。バンカーでは体重移動は不要。右足体重のまま、体の軸も左に移動せず、頭は終始ボールを追い越さない“ビハインド・ザ・ボール”でいることが重要です。

3.「ペチッ」というインパクト音なら◎

ソール全面で砂を叩くイメージ

うまく砂を薄く取れるかどうかのコツは、インパクト音にヒントがあります。通常のアプローチのように打とうとすると、ウェッジをヒール側から入れてしまい、砂を厚く取ってしまいます。すると、「バフッ」という鈍い音になりがち。理想は、ソール全面で同じタイミングで砂を叩くようなイメージ。「ペチッ」という軽い乾いた音色が正解です。ハンドレートのまま、頭が突っ込まず、右足に体重を残せれば「ペチッ」という音を再現できます。

【今回のまとめ】ハンドレートでビハインド・ザ・ボールなら「ペチッ」♪

・右に体重を残してハンドレートで打つ。
頭の位置は常にボールより後ろ。
「ペチッ」というインパクト音なら◎。

取材協力/鎌ヶ谷カントリークラブ(千葉県)

■ 千田萌花(ちだ・もえか) プロフィール

2002年生まれ、長野県出身。幼少期から上田桃子に憧れ、高校進学を機に辻村明志コーチに師事。6度目の挑戦となった昨年のプロテストで合格を果たした。身長150cmと小柄ながらキレのあるスイングで、飛距離と安定感を兼ね備えたショットが武器。今季はステップ・アップ・ツアー初優勝を目指す。趣味は料理で、得意メニューは砂肝の塩ねぎ炒め。

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