“左足下がり・上がりを攻略!” 高島早百合
2014/08/06 09:00
球を上げようと思わないこと!
まずは左足下がりから。左足が下がっている分、ロフトが立ちやすくなるのがこの傾斜の特徴です。つまり、フラットなライからのショットと同じように高い弾道を打とうとするのは、傾斜と矛盾した動きをしてしまうためミスにつながります。左足下がりの傾斜では、ボールを上げにいかないことがポイントといえるでしょう。「低い球を打つ」意識が大切になるんです。そのためにアドレスでは、傾斜なりに構えることが重要です。“傾斜なり”とは、傾斜に対して軸を垂直に、体全体を傾けることです。傾斜の大きさに比例して、多くの体重が左足にかかるようにアドレスして下さい。この体の傾きが不十分だとハンドレイトになりやすく、ダフってしまったり、ロフトが寝てしまい距離感が合わなくなってしまいます。平地と同じく、軸を地面と垂直にハンドファーストのアドレスを心掛けましょう
ヒザの高さを保てる範囲で振る
スイングで注意するのは傾斜をなぞるように振ること。特にフォローでは、体が起きやすく傾斜から離れてしまいがちです。前傾を保ち、「フォローを低く出す」ことを意識して下さい。そのために意識したいのが左ヒザです。フォローを大きくとる必要はないので、“左ヒザが曲がったまま”フィニッシュを迎える意識で構いません。逆に言えば、ヒザの高さが保てる範囲で振ることで、フォローは低く、トップもコンパクトになり、理想的な左足下がりの振り幅になるんです。