女子プロレスキュー!

“バンカーから寄せる!キホンのキ” 兼岩美奈

2015/11/11 09:00

振り抜く方向は「スタンスなり」!

スイングでの注意点は、必ずスタンスなりに振り抜くことです。多くの方はついターゲットに飛ばしたい意識が強くなり、ピン方向に振ってしまいがち。体が左を向いてもフェースがターゲットを指していれば、絶対にターゲットへ飛んでいきます。自身を持って振り抜くことが大切です!

「ピン方向」はダフリの原因に…

前傾角度が浅めだとなりやすい

ピン方向に振ってしまうとインサイド・アウトの軌道となり、ダフリの要因になってしまいます。狙ったところよりヘッドが砂の下に潜ってしまい、大ダフリになってしまうのです。

早い段階で「コック」!

ヘッドが腰の高さにくる前に、コックを入れている

砂の爆発を利用するには、手首のコッキングも大切。フルショットとは別ものと考え、スイングの早い段階から手首を使ってください。ヘッドを真上に、アウトサイドに上げる感覚です。そうすることでインサイド・アウトにヘッドが下りてくる危険も抑えられ、ダフる心配が減ると思います。

「内側を深く」足を埋める!

内側から外側に砂を掻き出して足を埋めよう

最後に、スタンスを取る際におすすめしたいことがひとつ。足を砂に埋めるとき、両足の内側を深く削り、外側から内側に傾斜をつけるようにすること。こうすることで両足の内側に体重を乗せやすく、軸をブラさず力強く振ることができるのです。ちょっとしたコツですが、ショットへの影響力は意外に大きいですよ。

来週は「バンカー応用編」!

今回お話したのはバンカーショットの基本編です。次回は、距離を出したいときや目玉の打ち方など、一筋縄ではいかないバンカーショット応用編をお話します。

兼岩美奈(かねいわ・みな)
1989年2月26日生まれ、岐阜県可児市出身。10歳の頃ゴルフを始め、大学在学中にツアートーナメントを観戦したことがきっかけでプロを志す。昨年5度目のプロテストで合格。ツアープロ高山忠洋のもとで練習に励み、本戦出場を目指す

レークスワンカントリー倶楽部

撮影ホール/
北コース 4H Par4(Reg.323y、Back.355y)
距離のないミドルホールだが、フェアウェイセンターに木、左サイドにはバンカーがあり、ティショットが明暗を分ける

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