“目玉、雨…バンカートラブル大脱出” 兼岩美奈
2015/11/18 09:00
兼岩流・バンカー応用編
アマチュアゴルファーの悩み】
「目玉になったときや雨の日のバンカー、距離のあるバンカーショットなど。難しい状況での脱出方法を教えてください」。
バンカーはホールによって砂質が柔らかく目玉になりやすかったり、雨が降れば砂の硬さが変わったり、またグリーンまで距離があったり…。バンカーの基本をマスターしていても、脱出が困難なケースがあります。そんなときに活用できる、それぞれに適した打ち方をお話します。
【目玉】 「打ったら終わり!」のイメージで
バンカーでのトラブルといえば、ボールが砂に埋まる「目玉」が上げられます。ウェッジショットで高くボールを上げた時や、打ち下ろしのホールなどで起こりやすい現象で、ピンに寄せるには難しいシチュエーションです。しかし、バンカーから脱出しグリーンに乗せるのには、決して難しいことではありません。
ポイントは、スタンスとフェースは開かず、ボールを右足前に置くこと。しっかりと打ち込み、ヘッドをボールの下に潜り込ませることが最優先。ですからフィニッシュを取る必要もありません。「打ったら終わり!」のイメージで、思い切って打ち込んでください。打ち出されたボールは勢いよく転がるので、ランも計算して狙いどころを決めよう。
【雨が降った状況など】 同じく打ち込む!
この「打ったら終わり!」の打ち込むバンカーショットは、ライが悪かったり、雨が降ったり、バンカーでのトラブルに共通する打ち方です。片足がバンカーの外に出るなど、しっかりとスタンスを取れない時も、打ち込むことでボールを飛ばせますし、雨が降ってヘッドが抜けにくくなっても、打ち込むことでバンカーからの脱出が簡単になります。