女子プロレスキュー!

“目玉、雨…バンカートラブル大脱出” 兼岩美奈

2015/11/18 09:00

【距離のあるバンカー】 番手を変えるだけ!

バンカーだからといって、すべてSWを使う必要はない

プロでも難しいのが距離のあるバンカーショット。バンカーでは砂の爆発を利用するエクスプロージョンショットを行うので、SWで30ヤード以上飛ばすには男子ツアープロ並みのパワーが必要になります。距離に応じてAWやPW、それに9番や8番アイアンも使うこともあります。

9番アイアンでのショット。ややフェースは開き気味

番手を変えるだけで、打ち方はいつもと同じエクスプロージョン。フェースも開いて使います。SWほどボールの高さは出ませんが、ロフトが立っている分、簡単に前に飛ばすことができるのです。

【スピンの掛け方】 ハガキを飛ばすように

ボールではなく平らなものをイメージ

これまで砂を爆発させてボールを飛ばす打ち方についてお話してきました。最後に砂を薄く取り、スピンを掛ける打ち方についてお話します。ポイントは大きくゆったりと振ること。これまで説明してきたクラブを鋭角に打ち込むこととは反対ですが、緩やかな軌道で下ろし、地面にハガキが落ちているとイメージして、そのハガキだけを飛ばすようにサッと振り切ってみてください

1テンポ以上遅らせて、ゆっくり体全体で振る

スイング中に緩んだり、リズムが早くなったりすると、ダフり過ぎやホームランのミスにつながります。ゆったりと大きく、フィニッシュまで振り切れば、グリーン上で「キュキュ」っとボールを止められます!

兼岩美奈(かねいわ・みな)
1989年2月26日生まれ、岐阜県可児市出身。10歳の頃ゴルフを始め、大学在学中にツアートーナメントを観戦したことがきっかけでプロを志す。昨年5度目のプロテストで合格。ツアープロ高山忠洋のもとで練習に励み、本戦出場を目指す

レークスワンカントリー倶楽部

撮影ホール/
北コース 6H Par4(Reg.360y、Back.379y)
左ドッグレッグのミドルホール。ティショットは左右OBがあり、距離よりも方向性を重視したい。一方で、セカンドは打ち下ろしの距離感が要求される

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