女子プロレスキュー!

“「ライン出し」で狙い打ち!” 井上希

2016/01/20 09:20

ピンをデッドに狙うには?

「ライン出し」=コントロールショットのこと

【アマチュアゴルファーの悩み】
「ピンを狙える位置にきたのに、なぜかダフリや引っかけでせっかくのチャンスが水の泡。デッドに狙える精度の高いショットを打つにはどうしたらよいですか?」

ピンまでの距離が短く、ショット地点のライも良いとなれば、誰もがピンに近づけたいと思うシチュエーション。そんな時は、より方向性を重視する「ライン出し」のショットを多用しています。

【ライン出し.01】 フォローを「肩の高さ」で止める!

スイングの緩みを抑える利点につながる

アドレスではクラブを短く持ち、スタンスもやや狭め。そしてポイントなるのがフォローです。インパクト以降はずっとフェース面を変えないように、ヘッドが腰の高さにきたら止めるイメージでフォローを取っています。止めるといっても、実際は惰性が付いているので、肩の高さまでヘッドは到達しています。つまりフォローを止めるイメージが、フェース面をキープすることにつながるのです。

【ライン出し.02】 外へ押し出す動きはNG!

アウトサイド・インのイメージが◎

ライン出しのショットは、ウェッジやショートアイアンを多用するため、引っかけのミスがつきまといます。ロフト角がある分つかまりやすいので、フェースが返ってしまったり、手元が体から離れ、ヘッドを外へ押し出す動きが働いてしまうのが原因。

【ライン出し.03】 「左へ」振り抜く!

インパクトを「点」ではなく「ゾーン」で考えられる

ヘッド軌道がインサイド・アウトの要素が強くなってしまうと要注意です。私は、左サイドがダメな時ほど、左にヘッドを振り抜くイメージを持っています。体の近くに手元を通し、ヘッドを低く振り抜ければ、ミスは極端に減ってくると思います。

【ライン出し.04】 「低い弾道」をイメージ!

出球は目で確認せず、頭の中でイメージする

また、ピンをデットに狙うライン出しのショットでは、ボールの行方が気になり、いつもより顔が早く上がってしまうのも気をつけたいこと。フルショットほどボールの高さは出ませんから、低い弾道をイメージし、尚且つボールの落ち際だけを見るようにすれば、すぐに顔が上がることはなくなると思います。

【フェアウェイバンカー.01】 「トップでよし」と考える!≫
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