“「ライン出し」で狙い打ち!” 井上希
【ディボット跡.01】 オープンに構える
次は、プロでも難しいディボット跡からのショット。私はアドレスを変えて対応しています。まずは、ボールがディボットの後ろ側、クラブが入る方向に近い場合。ここでの問題はボールが芝より沈んでいるため、クラブをボールにコンタクトしにくいという点。そこで、まずはアドレスをオープンに構え、アウトサイド・インを意識した振り方を意識しています。インサイド・アウトよりもヘッド軌道が上から下に向かいやすいので、沈んでいるボールにもコンタクトしやすいのです。
【ディボット跡.02】 後ろ側の場合「フェース」を被せる!
そしてもうひとつ意識しているのが、フェース面。フェース面をやや被せて構えています。こうすることで、ボール手前の芝にクラブが突っかかりにくく、ボールにヘッドをヒットさせやすくなるのです。
【ディボット跡.03】 前側の場合「フェース」を開く!
一方でボールがディボットの前側、クラブが抜けていく方向に近い場合は、ヘッドが抜けていく方向に芝があるので、抜けにくいのが問題点。そこで私は先程とは逆に、フェースを開いて対応しています。
【ディボット跡.04】 スイングは「カット気味」に!
フェースを開くことで、フェース真正面から芝の抵抗を受けることなく抜けやすくなるわけです。スイングは先程と同じくややカット気味に。この場合、飛距離が出にくくなるので、大きめの番手を選択するようにしています。
井上 希(いのうえ・のぞみ)
1988年11月1日生まれ、福岡県春日市出身。小学生の時に父親に連れられ練習場に行ったのがゴルフを始めたきっかけ。その練習場で出会った古屋京子プロに憧れ本格的にゴルフを開始。中学からゴルフの強豪校である沖学園へ進学。その後3度目のプロテストに合格
名神栗東カントリー倶楽部
10H Par5 Reg.626y(A)594y(B)、Back.652y(A)618y(B)
距離の長い打ち下ろしのロングホール。ティショットに成功しても距離がある分、左足下がりになるセカンドショットを成功させることがポイント!