女子プロレスキュー!

“距離感ピッタリ♪ ロングパット” 山村彩恵

2016/02/17 09:00

3パットを打たないための「安定感」って?

「安定感を生む構えは人それぞれ。上は一例です」(山村)

【アマチュアゴルファーの悩み】
「ロングパットが大の苦手です。3パットは当たり前、時には4パットも出てしまう始末……。距離感を合わせるポイントを教えてください」

ストロークが大きくなるロングパットは、体がブレやすくミート率が落ちてしまうのでイメージ通りの距離感を出すことが難しいです。私がストロークを安定させるためにやっていることを今回はお話しします。

「骨盤」を下へ押さえてもらうイメージ!

他人の力を借りることで、ウィークポイントが明確になる場合が多い

ストロークを安定させるためには、下半身をどっしり構えることが重要です。ブレの原因は100%下半身にあると思っているので、体の軸を安定させる「不動の下半身」をつくることが重要になってきます。そのためにはスタンス幅をやや広めにし、後ろから誰かに骨盤を押さえられているイメージを持ってください。少し腰を落とす感覚です。イメージがつかめなければ、誰かに抑えてもらったままストロークすることを試してみてください。

ストロークの「リズム」も重要♪

手先でクラブを持ち上げることも防止できる!

また、ストロークが大きくなるのでリズムも大切にしています。特にロングパットでは、始動時に左肩を傾ける反動を利用する形でクラブを右(後方)に引きます。そこで、肩を動かす前に、構えたところから手を一瞬やや左に押すフォワード・プレスの動きを入れるのもひとつの方法。動き始めるキッカケになるばかりか、全体的にリズム良くストロークができるようになります。

前傾角度を「浅め」にする!

視野が広がると、タッチのイメージも出しやすくなる

距離感をイメージしやすくするためには、パターを長く持ち、やや前傾を起こすこともひとつのコツです。パターを短く持って前傾を深くすれば、軸がブレる要素が減ってショートパットの感覚が良くなる一方で、ラインや距離感といったロングパットに必要な要素がイメージしにくくなってしまいます。

2パターン以上の “距離の基準”をつくる!≫
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