女子プロレスキュー!

“距離感ピッタリ♪ ロングパット” 山村彩恵

2016/02/17 09:00

2パターン以上の “距離の基準”をつくる!

人によっては12、15、17mと、イメージしやすい距離でOK!

距離感を合わせるには、基準となるストロークの大きさを持つことも近道です。最低でも2つくらいのバリエーションは用意したいですね。さらに、上りと下りを含めればバリエーションは4つ。この4つの状況を軸に、あとはグリーンの状況に応じて足し算や引き算の微調整をしていけば良いわけです。具体的には10m、20mのフィーリングをつかんでおくこと。この2パターンの歩測とタッチのフィーリングを大まかでもつかんでおけば、大きく距離感が狂ってしまうことは避けられると思います。

「10m以上」はピンを持ってもらおう!

セルフの場合は同伴者に頼もう (画像提供Getty Imeges)

また、これはメンタル的な要素が強く関わってきますが、私は10メートル以上の距離ならばなるべくキャディさんにピンを持ってもらうようにしています。視覚的な感覚なのですが、カップだけの目標に打っていくより目標物を空間で把握できる分、距離感がイメージしやすい気がするのです。ただし、この感覚は個人的な見解が強いので、皆さんにはそれぞれ距離感をイメージしやすい設定を見つけてほしいと思います。

山村彩恵(やまむら・さえ)
1992年6月29日生まれ。福岡県福岡市出身。9歳でゴルフをはじめ、ゴルフの強豪校、沖学園へ進学。卒業後の2012年にプロテストに合格、クォリファイングトーナメントも通過しツアー参戦を果たした。’14年の「グアム知事杯」でプロ初優勝。’16年はステップ・アップ・ツアーを主戦場にレギュラーツアーを目指す

撮影ホール/
センチュリー・シガ・ゴルフクラブ
2H Par4(Reg.300y、Back.310y)
距離はそれほど長くはないが、グリーン奥まで続く右OBゾーンが効いたミドルホール。ティショットもセカンドショットも狙い目は左側だが、落とし所で松やバンカーなどが待ち受ける

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