女子プロレスキュー!

方向性を上げるには『の』が大事! 川崎志穂

2018/01/14 11:00

「ドライバーの方向性」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーDさんの悩み】
「狭いホールでも、自信をもってドライバーを振りたいと思っているのですが…。方向性を重視したティショットのときに、プロが頭に入れている最低限のポイントを教えてください」

川崎志穂のレスキュー回答】
ドライバーのコントロールショットで重要なことは、スイングテンポを一定にすることです。曲げたくないなと思うティショットでは、いつも同じテンポで振ることを念頭に置いています。

1. フィニッシュが同じ位置に決まる

無理にコンパクトに振ろうとすると、フィニッシュは崩れやすい(画面右)

コントロールショットだからといって特別なことをするよりも、いつものスイングを意識したほうが良い結果につながると思っています。テンポが一定であれば、フィニッシュをいつも同じ位置に決めることができ、スイング自体が大きく崩れることがないからです。

2. 切り返しで“間”をとる

打ち急ぎはスイングを壊す一番の原因!

同じテンポを刻むためには、切り返しで“間”をとることを意識しています。テンポを崩すときは必ず、この“間”がなくなります。打ち急いだり、体が突っ込んだりして、ミスにつながるのです。

3.「イチ、ニイ、『の』、サン!」で打つ

練習中は実際に声に出してやってみよう

適度な“間”をとるためにおすすめの方法は、頭の中でテンポの目安となる掛け声を唱えて打つことです。「イチ、ニイ、サン」ではなく、「イチ、ニイ、『の』、サン!」と『の』を入れることで、自然と理想的な“間”が生まれます。これなら曲がらないティショットを打つことができますよ♪

【今回のまとめ】「方向性アップ」をレスキュー♪

テンポを一定にする。
・切り返しで“間”をとる
・「イチ、ニイ、『の』、サン!」のタイミングで打つ。

取材協力/姉ヶ崎カントリー倶楽部

解説/川崎志穂(かわさき・しほ)
1996年生まれ、千葉県出身。17年はQT25位の資格でレギュラーツアーにフル参戦するとともにプロテストに合格。171cmの長身から放たれる260yd超えのロングドライブを武器に、18年はステップアップツアーを主戦場に戦う。姉ヶ崎CC所属。

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