女子プロレスキュー!

方向性と左足の意外な関係 岡村優

2018/04/29 11:00

「アイアンの方向性」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーBさんの悩み】
「アイアンは方向性を心がけて7~8割の力感で振っていますが、左右に曲がってしまいます。狙った方向にしっかり打つためには、どうしたら良いのでしょうか?」

岡村優のレスキュー回答】
方向性をアップさせたいなら、左足を意識することが重要だと思います。切り返し以降の左足の踏ん張りや、フィニッシュ時の左足にかける体重移動など、アイアンの方向性を劇的にアップさせるポイントが左足に詰まっていると考えています。

1. インパクトでロフトが立つ

左足の状態が大きく違うのが分かる

方向性が安定しない一番の原因は、スイング中に体重が右足に残り、体がのけぞってしまうことだと思っています。方向性を高めたい時は、左サイドに体重をしっかり移し、クラブの入射角が適正となってインパクト時にロフトが立つことで、飛んで曲がらないショットが打てるのです。

2. 左足つま先で踏み込む

下半身の意識だけで方向性は上げられる

スムーズな体重移動を行い、適正な入射角でインパクトさせるには、切り返し以降に左足を強く踏み込むこと。しっかり左足のつま先で踏み込み、体重を左サイドへ乗せていきます。これをバランス良く行うことで、振り遅れや突っ込みを抑えることができるのです。

3. フィニッシュは左足一本で立つ

バランス良く立つことにもつながる

フィニッシュでは、左足一本で立つ意識を持つことも重要です。インパクト以降、左足に全体重を乗せていく感覚です。意外かもしれませんが、この感覚でフィニッシュが取れれば、ボールは大きく曲がることはないと思って良いほど、重要なポイントです。

4. 左足“ケンケン”が効果的

1セット4~5歩でOK

最後に左足を鍛える練習法をお教えします。左足だけで立って、飛び跳ねながら前に進む“ケンケン”エクササイズです。普段から鍛えておくことも重要ですが、ラウンド前のストレッチ感覚で行うだけでも、方向性アップに効果的ですよ♪

【今回のまとめ】左足意識で方向性アップ

・切り返し以降、左足でしっかり踏み込む。
・フィニッシュは左足一本で立つ。
・プレー前に左足ケンケンを行う。

取材協力/江戸崎カントリー倶楽部

解説/岡村優(おかむら・ゆう)
1997年生まれ、茨城県出身。小学生の頃にレスリングの全国大会で4連覇を達成。ゴルフは8歳から始め、13歳のとき出場した中国ツアーの大会で2位に入り脚光を浴びる。今季はステップアップツアー優勝とプロテスト合格を目指す。

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