ライン出しのポイントは「右耳」 木戸愛
“アイアンショットのライン出し”をレスキュー♪
【アマチュアSさんの悩み】
「スコアアップを目指す上でショートアイアンの精度が課題だと感じています。プロのようにラインが出るショットを打つポイントは何ですか?」
【木戸愛のレスキュー回答】
ライン出しのショットをするうえで大切にしているのは、スリークォーターのスイングをすることです。いつもよりトップもフォローも小さめ、フルショットの7~8割というイメージで振ってみてください。
“右耳”の高さで十分!
まずはトップでの手元の高さです。フルショットでは頭より高く上がりますが、スリークォーターのショットでは、手元が“右耳”の高さに上がっていれば十分! それ以上のスイング幅を必要とするのであれば、番手を上げる必要があると思ってください。
“右耳”よりオーバーでなければOK
ただ、トップでの手元位置は人によってさまざまですね。もともとトップがコンパクトな方なら、ライン出しのときのトップ位置は、たとえ左腕が地面と平行にする高さにするなど、コントロールできる範囲を見つけてください。あくまでも“右耳”は、ライン出しのときの最高点と考えておきましょう。
体の回転はフルショットと同じ!
次に体の使い方です。体の使い方は、手元位置の高さは低めになりますが、体の動きはフルショットと変わりません。振り幅が小さくなるからといって、同時に体の動きも小さくしようとすると、回転不足やタイミングを外してミスヒット…ということになりかねません。
フォローは自然に任せる
飛ばすショットではないので特にフォローも大きく取る必要はありません。ですが、クラブをコントロールしようとすると、手打ちになってしまいます。体の回転に引っ張られ、最後にクラブが下りてくる。あくまでも自然の動きで十分。体の軸を感じながら振り切れば、クラブが体の正面から外れず、狙ったところに打ち出していけますよ♪
取材協力/千葉バーディクラブ

木戸愛(きど・めぐみ) プロフィール
1989年生まれ、神奈川県出身。2008年にプロ入りし、09年ステップ・アップ・ツアー「マルナカレディースオリーブカップ」優勝。12年「サマンサタバサガールズコレクション・レディーストーナメント」でレギュラーツアーを制す