知れば知るほど好きになる 「ディアマナ」でシャフト史を学ぶ
2004年にプロトタイプだったプレミアムカスタムシャフト「ディアマナ スティンガー」が発売され、すでに20年以上の歴史を誇る「ディアマナ(Diamana)」。当時を知っている人も、知らない人も、リシャフト市場の代表ブランドという認識は共通するところだろう。
今回は、三菱ケミカルのシャフトに精通した森山錬コーチ(Futako Golf Club代表)を講師とし、“ディアマニア”養成講座を開講。三浦桃香プロ、GDOのコウタロウ、モデルの紺野ゆりさんとともに、ディアマナの歴史やテクノロジーを学ぶ。
【1限目】歴史を学ぶ 実は色分けの元祖
三菱ケミカルは材料開発から成形まで一貫管理できる世界で唯一のシャフトメーカー。カスタムシャフトの開発は2000年頃から始まり、第1作となるモデルが04年に誕生した。(限定モデルとなる「ディアマナ スティンガー」は、2026年に復刻モデルが発売されている)
そもそも「ディアマナ」というネーミングの由来は、「ディア(DIA)=ダイヤモンド」とハワイ語の「マナ(MANA)=自然の力」を組み合わせたもの。三菱のマークの元でもある「ダイヤモンド」を冠し、ハワイのイメージがデザインに生かされている。歴代のモデルを見ると、多くにサーフボードや南国の花の柄が採用されている。
名前の由来を聞いた三浦プロは「私、結構長いこと使っていますが知らなかったです。これを知ったらもっと好きになるかも」と感想を話した。
最初のモデル登場から、「ディアマナ S」、「ディアマナ D」、「ディアマナ M」が続けて登場。それぞれ、青マナ(中調子)、白マナ(元調子)、赤マナ(先調子)と呼ばれ、色によるシャフトのキャラクター分けは、ディアマナが元祖と言われている。
第5世代では赤マナ不在 4系統で多様化に対応
2008年からは『ディアマナ第2世代』となる「ディアマナ カイリ(青系)」、「ディアマナ アヒナ(白系)」、「ディアマナ イリマ(赤系)」が登場。モデル名はそれぞれハワイ語に由来している。
2012年からは第3世代となる「ディアマナ B(青系)」、「ディアマナ W(白系)」、「ディアマナ Rシリーズ(赤系)」が登場。460㏄の大型ヘッドが定着し始め、シャフトも最適化が進み、軽量かつ高弾性の炭素系素材の採用など、新素材、新技術が積極的に取り入れられている。
このころジュニアゴルファーだった森山コーチは「Bシリーズを使っていました。懐かしい」と話すと、3歳年下の三浦プロも「私はRシリーズ。何も分からなかったので、ヘッドのデザインに合わせて色で選びました(笑)」と、思い出深いモデルもラインアップされていたようだ。
16年から第4世代が順次発売され、ここで初めて4系統となる。「ディアマナ BF(青系)」「ディアマナ RF(赤系)」 「ディアマナ DF(白系)」に加え、BFとDFの中間的な立ち位置となる第4の系統「ディアマナ ZF」 が生まれた。20年から登場した第5世代では、トゥルーブルーを意味する「ディアマナ TB」をベースに、先端部の剛性を強調した「ディアマナ PD」、中間部のしなりをより強調させた「ディアマナ GT」がラインアップ。実はこの世代に赤系が存在せず、シャフトのデザインからサーフボードも消え、ディアマナの文字が大きくなるなど、変則的で野心的な世代となった。
第5世代の大きな変革に、コウタロウも「赤系がなくなるなんて、尖っているな」と感心し、ギアの進化を感じていた。























