ボール初速はマキロイ並み80m/s超! 元プロ野球・内川聖一氏に教わる飛ばしのコツ

球界を代表するスラッガーとして20年以上活躍した内川聖一氏は、右打者歴代最高打率.378、2,000本安打達成、セ・パ両リーグでの首位打者獲得など、数々の偉業を成し遂げてきた。引退後はゴルフに本格的に取り組み、ベストスコアは「71」、ドライバーのボールスピードは80m/sを超えるという。これはロリー・マキロイ(北アイルランド)ら、世界の飛ばし屋に比肩する数値だ。アディダスの2026年モデル「アディパワー」発表イベントにて、野球選手ならではの「飛ばしの感覚」と、そのコツを教えてもらった。

野球もゴルフも“左足”でブレーキをかけて先を走らせる

内川聖一さんに教わる飛ばしのカラダ使い
野球とゴルフのスイングの共通点、相違点を理論的に解説してくれた

2023年に現役を引退した内川聖一氏は、ゴルフ歴25年のベテランでもある。得意クラブはドライバーで、上手く当たれば飛距離は330ydを超えるという。ドライバーのシャフトはマキロイと同じ「ベンタスブラック」、マキロイは「6X」だが、内川さんは「7X」を挿すほどだ。

「野球もそうなんですが、数字やデータにはあまり興味がなくて…。計測した時に『ボールスピード80m/sはすごい』と言われたので、勝手にすごいんだなと思っています(笑)」

―野球と違ったゴルフのスイングの難しさはどの点にありますか?

「野球のバットは握っている延長線上に打点があります。ですから持っているモノをそのままボールにぶつけるのが野球のバッティングです。一方でゴルフクラブはシャフトの先にヘッドが付いていますので、野球のままのスイングでは難しい。よく『素振りの中にボールがあるくらいの感覚でいい』と言われますが、私はボールを打ちにいくクセがついているので、その素振りの感覚だとどうしてもカット軌道になってしまうんです。その点は直したいと思っています」

―ボールスピード80m/sを出せる秘訣は?

「バットもドライバーも最も重いのは先端です。野球のバットを握り、重い先端を下に垂らして横方向に振ると、いちばんスピードが出るところで音が鳴ります。ゴルフクラブも同じだと思っていて、最初はヘッドを下に垂らし、もっともスピードが出るところを探しながら振ってみてください。恐らくインパクト付近か直後あたりになるはずです。このポイントを探しながらクラブを横方向に振っている中で、足の動きをプラスするとヘッドスピードが上がるのを体感できます。また、垂らしたヘッドを徐々に上に上げて振っていくと、ヘッドが走る“後ろから前に振るスイング”になってくるはずです」

内川聖一さんに教わる飛ばしのカラダ使い
初めに上半身だけを振り(左)、さらに足の動きを足すとスピードが出るという

―やはり下半身の力も使わないとスピードは出ないと?

「上半身の力は限られています。いかに足の力、下半身の力を上に連動して伝えていけるかがキモです。上下の連動したパワーをインパクトでボールに伝えていく。そのためには土台がしっかりしていないといけません」

―どのように土台を作っていますか?

「(ダウンスイングで)右足を前(飛球線方向)に出していくときに、左足でしっかりブレーキをかけることが大事。野球選手でも感覚的な部分は人それぞれ違うのですが、僕は後ろの足(右足)にしっかり力を溜めた状態から、前足に体重を移した際に、地面を踏んでストップがかかるから、右サイドと腕が走っていく感覚がありました。前足でストップをかけることが重要だと思います」

内川聖一さんに教わる飛ばしのカラダ使い
まずは右に体重を乗せ左足を踏み込んでブレーキをかける

―スピードアップするためのおすすめドリルは?

「体にスピード感を覚えさせることが大切なので、重たいものと軽いものを両方振ることがとても効果的だと思います。僕らはまず900gの野球のバットを力強く振り、その後で500~600gのノックバットを速く振っていました」

重いものと軽いものを交互に振る。意外とシンプルな動きだが、内川氏に言われれば納得してしまう。ボールスピード80m/s超えは難しいかもしれないが、飛距離アップに向けて取り組んでみてはいかがだろうか。

この記事の画像をすべて見る
広告の後にも続きます

アクセスランキング

  • 総合
  • ツアー
  • レッスン
  • ギア情報

SPECIALコンテンツPR

特集記事PR

こちらもおすすめ

GDOサービス

GDOのサービス