金谷多一郎のクラブ一刀両断三菱レイヨン シリーズ
通称「青マナ」の後継機となる今回のモデルは青と白のカラーリングで、気品のあるデザインです。打ってみると、素直なしなり方でしっかり振り抜けます。
試打レビューを読む最近の人気シャフトの傾向は、テーパー通りの癖のないタイプが主流になってきました。このBシリーズも同様です。
弾き感はそのままに、キックポイントも中調子でスイングなりに反応しています。Sフレックスで「あれ右に抜けたかな」と思ったショットも
センターに戻ってきます。SシャフトでHS43位から十分つかえると思いました。
BALDO TT PROTOTYPE VT511 DRIVERを購入し挿しました。
みなさんが話されている通り、決して簡単なシャフトではないです。
今までは、CRAZY CB-50を使用していました。
今までの感覚でスイングすれば右にいきます。
特に、R11-Sでカチャカチャしてた為に、ある程度クラブのおかげで弾道を変えれてたのかもしれませんが。
ヘッドスピードを落としてでも、しなりを感じながらスイングをするとスピン量の少ないボールがでます。
スイングスピードを落としても、飛距離は今までと変わりません。
どちらかと言えば、初心者よりある程度、自分のスイングがわかっている中級以上の方におススメかもしれません。
EPON AF102に B70Sを挿してます。 324g バランスD2.5 振動数 268 45インチ シャフト挿入38mm
最近主流のディープフェース、低重心設計、短い重心距離のツアードライバーにぴったりのシャフトです。
例えば、YAMAHAのV203ツアーやEPON ZERO BS 707 415 タイト 913 D3 グランプリ GP3 スリクソン 925
など、超低重心、ディープフェースドライバーを、上級者やプロの、インサイドアウト、レベルブロー(少しダウンブロー)のスイングで打てば、中弾道で低スピン、強弾道の強烈な棒球を実現できると思います。
逆にスイングがまだ安定しないビギナーの方や、HSが標準的な方だと、回転数が足りなくドロップし飛距離が落ちる可能性すらあります。
ワッグルすると柔らかくかんじますが、これは少しでも低スピンで飛ばすために芯よりすこし上面に当てるためのしなり(セオリーからだと逆ですが、シャフト全体が新しい理論でしなる為だと思います)で、柔らかめですが、ハードに振っても左に引っ掛ける感じはなく、むしろ油断していると右にすっぽ抜けます。
このシャフトは、今までHS50で振れる人であれば48位に落として、ゆっくり振るイメージで打つと、ミート率があがり、さらにシャフトの適正なスピン調整機能により、50で振った時と同じくらい飛び、さらには、ゆっくり目で振っている為に力みがとれ、方向性が安定する
効果をもたらすと思います。
昨年の日本オープンもそうですが、ツアー会場はすごく難しく、厳しいセッティングが多くなってきております。
何より狙ったところに打てる方向性が必要ですが、その為に大きく距離を落とすわけにもいきません。ゆっくり振り方向性を確保しつつ、飛距離も確保する、そんなプロの要求から生まれたシャフトだと思います。
その為シャローフェースで重心距離が長いドライバーとの相性は、シャフトの性能を生かすことができないと思います。
結論
ディアマナ特有の高級感は薄れましたが、現状で考えられる、最高の素材と設計に予算が注ぎ込まれていると思います。
キャリーで落ちたところで止まって欲しい、コースを点でマネジメントする方にはツアーAD のGTのほうが向いていると思います。
B60sでもHSは45は欲しいところで、一発の飛び(クレイジー等のワンパンチ系の球)よりも抜群の安定感、5点中4の飛距離と5の方向性が必要な方、絶対に外せない大きなプレッシャーのかかったティーショットで、いつものように、落ち着いて(シャフトが柔らかく感じるのでリラックスできる)スイングしたい方にはぜひオススメします。
柔らかく感じるのに叩いても吹け上がらず、左にも引っ掛けづらく、また、切り返しでタイミングが取りやすい、シャフトの新しい可能性に挑戦しているシャフトだと思います。
長尺や、好ロフト、ビギナー用ドライバーには向かないと思います。
シャフトは長くて45,5インチまでかと思われます。