ロングパットは転がりが命 金澤志奈
「ロングパット」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーEさんの悩み】
「ロングパットの距離感が合わず、1ラウンドで必ず2~3回は3パットをしてしまいます。ロングパットをしっかり寄せるためのポイントは何ですか?」
【金澤志奈のレスキュー回答】
ロングパットを寄せるためには、その日のグリーンのスピード感に慣れることが大切です。私がスピード感に慣れるために、朝のパッティンググリーンで行っている練習法をお教えします。
1. 4パターンを練習する
私は朝の練習で、10mと15mの距離の上りと下りを練習しています。この4つのパターンの距離感を大まかにでも把握しておくことで、ラウンド中の多くのケースで、この10mと15mの目安を軸に対応できるようになります。
2. 順回転をかける
ストロークで大事にしていることは、ボールの転がりです。打ち出し直後すぐにボールに順回転がかかれば、距離感は自然とイメージした感覚とマッチし、思い通りの距離を打ち分けることにつながります。
3. ロフトが立った状態でインパクト
順回転をかけるポイントは、インパクト時にハンドファーストの状態でボールにヒットさせることです。パターには通常ロフト角が4度前後ついていますが、理想はロフトが立った状態(0度以下)で当てることが求められます。
4. 出球とヘッドのスピード感を同じにする
もうひとつのポイントは、出球とヘッドのスピードをシンクロさせることです。イメージしたボールのスピード感を出すには、何か目安が必要になります。私の場合、ヘッドの速さと出球が一緒になるような感覚で動かしています。決して打ち急がず、ゆったりしたテンポで一定に動かすことが重要です♪
【今回のまとめ】
・10mと15mの上りと下り(4パターン)を練習する。
・ハンドファーストを心がける。
・出球とヘッドのスピードをシンクロさせる。
取材協力/石岡ゴルフ倶楽部
解説/金澤志奈(かなざわ・しな)
1995年生まれ、茨城県出身。2016年に日本女子学生ゴルフ選手権を制し、17年にプロテスト合格。同年9月にはステップアップツアーで初優勝。今季は1stリラキング18位の資格で、後半戦レギュラーツアー初優勝を目指す。
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