ショートパットに強くなる3つのドリル 金澤志奈
「ショートパット」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーBさんの悩み】
「ショートパットではいつもカップに嫌われて外してしまいます。ストロークを安定させるための練習法を教えてください」
【金澤志奈のレスキュー回答】
距離が短いほど、ボールを芯でとらえることが大切になります。私がやっているパットの精度を高める練習ドリルをご紹介します。
1. ティとティの間を通すドリル
左右の打点を安定させるための練習法として、ヘッドのトウ側とヒール側にそれぞれ一本ずつティを挿します。その間のスペースを通すようにストローク。最初から狭い幅で行うと難度が高いので、ある程度広い状態で何度打っても当たらなくなってから、徐々に狭めていくことをおすすめします。
2. 手前のティに当てないドリル
次に上下の打点を整えるために、ボールの手前にコイン1枚分ほどの高さまで挿したティをセットします。そのティに当てないように、いつも通りボールにヒットできればOK! 正しい軌道でヘッドを動かせている証拠です。
3. コイン2枚重ねドリル
応用編はコイン2枚を使ったドリルです。2枚重ねにしたコインの上1枚だけにヒットさせる練習法。とても難しいですが、家でもできる練習法ですので反復して練習を行えば、きっとショートパットに自信が持てるようになりますよ♪
【今回のまとめ】ティとコインを使った練習法
・左右にセットしたティの間を通すドリル
・手前に挿したティに当てないドリル
・2枚重ねのコインの上(1枚)だけを打つドリル
(金澤志奈編・終了)
取材協力/石岡ゴルフ倶楽部
解説/金澤志奈(かなざわ・しな)
1995年生まれ、茨城県出身。2016年に日本女子学生ゴルフ選手権を制し、17年にプロテスト合格。同年9月にはステップアップツアーで初優勝。今季は1stリラキング18位の資格で、後半戦レギュラーツアー初優勝を目指す。