女子プロレスキュー!

練習場とコースの違い…見落としがちなボール位置 鶴岡果恋

2019/05/15 05:00

「アイアンの方向性」をレスキュー♪

マットの線や目標方向が定まっている練習場では難なくセットしやすい

【アマチュアゴルファーCさんの悩み】
「練習場では思い通りコントロールできているのに、コースでは左右に散らばってしまいます。どうすれば良いでしょうか?」

鶴岡果恋のレスキュー回答】
練習では良いのに実戦で曲がってしまう…そんな傾向の主な原因は、ボール位置だと考えています。練習場では同じ立ち位置なのでうまく打てていても、ターゲットもライも異なるコースでは、毎回同じようにアドレスすることはプロでも至難の業なのです。

1. ボールを真ん中寄りに置く

ボール位置は微妙な違いでも、方向性にとっては大きな違い

アイアンショットが安定しない時は、ボールをいつもより真ん中寄りに置くようにしています。無意識に左足寄りに置いてしまうと、ヘッドがボールに届かずトップしたり、無理に届かせようとしてダフってしまうからです。

2. 右足寄りにも注意!

画像右×は分かりやすく極端なアオリ打ちの例

ただし真ん中より右足寄りに置きすぎても、今度はフェースが戻る前にインパクトしやすく、出球は右方向へ飛びやすくなります。強引にヘッドを返して引っかけが出たり、体が起き上がってダフリやトップとなってしまいます。

3. ショートとロングで位置を設定

6番と7番の間に境目をつくり2パターンで設定している鶴岡

アイアンセットはピッチング(以下P)から5番まで入れていますが、Pから7、6と5で、ボール位置を分けて設定しています。コースではライや芝目など複雑な状況が多いので、設定は複雑にせずシンプルにしておくことをおすすめします。

【今回のまとめ】ボール位置を見直そう

・不調時はボールを真ん中寄りに置く。
・逆に右足寄りにも注意。
ショートとロングで位置を設定する。

取材協力/葉山国際カンツリー倶楽部、葉山パブリックゴルフコース・練習場
衣装提供/カッパ

■ 鶴岡果恋(つるおか・かれん) プロフィール

1999年8月20日、神奈川県生まれ。葉山国際カンツリー倶楽部ジュニア出身。中学時代には関東ジュニアなどで好成績を残す。昨年プロテストに一発合格。第17回グアム知事杯ではプレーオフまで優勝争いを演じ、惜しくも2位。今季はステップアップツアーを主戦場に、レギュラーツアーを目指す。

鶴岡果恋'sレスキュー 記事一覧