ロフト56・58度でも転がすアプローチ 鶴岡果恋
「ランニングアプローチ」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーVさんの悩み】
「グリーン周りでのウェッジの番手選びで、いつも悩んでしまいます。転がしたい時は、やはりロフト角が立っているものを選ぶべきでしょうか?」
【鶴岡果恋のレスキュー回答】
私はロフト角52度と58度の2本でアプローチを打っていますが、どちらを選択するかあまり決まりを作らないようにしています。好きなクラブでバリエーションを多く作っておくほうが、シンプルでイメージを出しやすいと思うからです。
1. 構え方でロフトを立たせる
ロフト角が寝ている56・58度で転がしたい場合は、ボールを真ん中よりやや右足寄りに置きます。アドレスでは左足に重心を置き、ハンドファーストに構えます。ロフト角は事前に立たせておくことが重要です。
2. ボールを弾いて打つ感覚
打ち方はフォローでボールを弾くようなイメージをもちます。通常の打ち方だと、ボールがフェースに乗って弾道が上がってしまうからです。あくまでもボールは前方向へ。初速が出るような感覚で、パーンと弾いて打っていきます。
3. 左手一本ドリルが効果的
効果的な練習法は、左手一本での片手打ちです。右手の力が入るとどうしてもヘッドを操作してしまい、ボールを前に出す感覚がつかみにくくなります。右手は添えるだけ。左手のみで動かす感覚が身につけば、簡単に転がすことができますよ♪
【今回のまとめ】56・58度で転がす打ち方
・構え方でロフトを立たせる。
・ボールを弾いて打つ感覚をもつ。
・左手での片手打ちドリルが効果的。
取材協力/葉山国際カンツリー倶楽部、葉山パブリックゴルフコース・練習場
衣装提供/カッパ

鶴岡果恋(つるおか・かれん) プロフィール
1999年8月20日、神奈川県生まれ。葉山国際カンツリー倶楽部ジュニア出身。中学時代には関東ジュニアなどで好成績を残す。昨年プロテストに一発合格。第17回グアム知事杯ではプレーオフまで優勝争いを演じ、惜しくも2位。今季はステップアップツアーを主戦場に、レギュラーツアーを目指す。