女子プロレスキュー!

とにかくシャンクを打ちたくない時… どうするの? 臼井麗香

2019/07/03 05:00

「シャンク対策」をレスキュー♪

ハーフウェイダウンでの手の位置がポイント

【アマチュアゴルファーEさんの悩み】
「ラウンド中に突如シャンクが出てしまいます。どのようにすれば防げるのでしょうか?」

臼井麗香のレスキュー回答】
シャンクの主な原因は、ズバリ打ち急ぎだと思っています。ボールに当てようとする意識が強すぎて、切り返しで腕やクラブがいつものタイミングより早く動いてしまい、体との同調が崩れることで、ヘッドが元の位置に戻りきらないのです。

1. 主な原因は右ひざが前に出ること

浅めの捻転が右ひざの悪い動きを引き起こす

打ち急いでしまうと切り返し以降で右ひざが前(ボール方向)に出て、クラブが戻りきらなずにネック付近にボールがヒットしてシャンクが発生します。解消法はトップでの“間”です。私は大事な場面ほど“間”を置くように注意しています。

2. 切り返し直後の上体の傾きがカギ

ボールへの意識が強すぎて前のめりに…

ではトップで“間”を置くことで何が変わるのか? トップで“間”を置くと、クラブを振り下ろす際の上体の傾きがキープされます。両腕がクラブを振り下ろしてくるまで、上体がキープされることで、右ひざが前に出ることを防げるわけです。

3. 体の正面に両手がある感覚をもつ

この幅以上の手の動きはオーバーということ

スイング中に意識することは、両手の位置の感覚です。常に体の正面から離れない意識をもつこと。両手で大きなボールを抱えながら飛球方向へ投げるような感覚がベスト。そうすれば、体と手が同調して必ずシャンクを防ぐことができますよ♪

【今回のまとめ】トップの“間”でシャンク防止

・主な原因は右ひざが前に出ること。
・切り返し直後の上体の傾きがカギ。
体の正面に両手がある感覚をもつ。

取材協力/皐月ゴルフ倶楽部鹿沼コース

■ 臼井麗香(うすい・れいか) プロフィール

1998年12月7日、栃木県生まれ。祖父の影響で9歳からゴルフを始め、小学6年生の時に「世界ジュニア」日本代表に選出。2018年のプロテストに合格し、推薦枠から出場した今季3月「アクサレディス」にて、最終日最終組で回り6位タイに。リランキング上位者として後半戦の活躍にも期待がかかる。

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