シャンクに潜むスイングの根本的問題を解決(前編)
2019/10/10 17:00
たまにシャンクが出てしまう人は少なくないと思います。それはたいてい突発的に出るもので、ボールとの距離などを調整すればすぐに収まり、あまり深刻に受け止めない人も多いでしょう。しかし、シャンクはスイングに大きな問題が潜んでいることを示しています。今回は、アイアンのシャンクが止まらないと悩む受講者が登場。シャンクに潜む問題に深くフォーカスしていきましょう。
シャンクとは、アイアンのフェースにボールが当たらず、ネック部分に当たってしまうことです。シャンクが出る人は圧倒的に、外からクラブが下りている人が多いのです。インサイドアウト軌道が過剰になってシャンクするケースもありますが、シャンク=アウトサイドイン軌道になっていることを疑うべきでしょう。つまり、アドレス時のボールとの距離ではなく、スイングの本質に大きな欠陥があるのです。
【受講者の悩み】
「このところ、ゴルフが絶不調です。ドライバーの飛距離が出ないことに始まり、とにかくアイアンはシャンクばかりで悩んでいます。ダウンスイングで左腕を外旋して、フェースを返すようにするとか、いろいろ試していますが、この不調から抜け出せません…」(高橋さん ゴルフ歴8年、直近スコアは96)