フックに悩む人の要チェックポイントはココ

ハーフバックで正しいレールに乗せることが肝心

前回の受講者も、レベルは異なるとはいえ、ハーフバックでスイングの理想的な軌道から、大きく脱線しているという同じ問題を抱えていました。多くのスライサーは、テークバックで右手のひらが上を向くような形で、アドレス時の胸と腕の位置関係が崩れてしまうものです。島さんの場合は、逆に右の手のひらが下を向き続け、それに従ってフェースが大きく閉じてしまっています。

• ⇒【前回の受講者の記事】初心者がまっ先に身につけるべき基本のキ

テークバックで、正しいレールに乗せるためには、手のひらの向きがとても大切です。小手先を動かさず、体の回転に従って、自然にフェースが開いていくことが肝心なのです。このように、本を手のひらで挟んで、上げてみましょう。島さんは、多くのスライサーとは真逆で、写真のように、本の右面が上を向く形になっています。体の回転に従って、ハーフバックでは本の左面が正面（飛球線と平行になる向き）を向く形を意識してください。