サイエンスフィット レッスン

低いスライスボールを矯正する腕の動かし方

2022/09/23 14:00

ボディターンに必要な最小限の腕の使い方

体だけを使うテークバックではヘッドが上がらない

お悩みの症状に直結する問題点は、体の回転だけで振っていること。確かにボディターンスイングは体の回転が主体ですが、このままだとヘッドが上がっていかず、トップが極端に低くなります。リストターンスイングのように腕を積極的に返すわけではありませんが、自然なフェースターンを促すためには腕の仕事が不可欠です。

ハーフバックで左手の甲を正面に、フォローは右手の甲を正面に向ける

ハーフバックでは左手の甲が正面を向き、ヘッドのトウが真上を向くように意識しましょう。フォローでは右手の甲が正面を向くように意識します。ヘッドを左に引き込むのではなく、飛球線方向に真っ直ぐ出していくイメージです。こうすることで自然なフェースターンが生まれます。

受講後のダウンスイング。自然とテークバックよりも低い位置からクラブが下りてくるようになりました

ここで注意したいのは、フェースを返す意識を持たないこと。テークバックで左手の甲が正面、フォローで右手の甲が正面に向くことだけ意識して、あとはこれまで通り体の回転で振っていけば、打ち出し角度が上がり、つかまった球が打てるようになってくるはずです。また、意識的にトップよりも低く下ろそうとする必要もありません。ヘッドの重みで自然にそうなるものだと考えてください。

それでは最後に、今回のレッスンを動画でおさらいしましょう。

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