サイエンスフィット レッスン

アドレスは右足体重or左足体重? その分岐点は「40ヤード」

2023/09/08 11:00

ショートアプローチはアドレスから左足体重が基本

アプローチではドライバーとは逆にアドレスで7割以上も右足体重になっている

左足体重がNGのドライバーに対して、ショートアプローチでは左足体重のアドレスが基本になります。ざっくり、そう覚えておくといいでしょう。40yd以上のショットのアドレスでは左右均等の体重配分を意識し、40yd以内のショートアプローチでは、左足体重を心がけます。早川さんを含め、多くの初級ゴルファーはボールを高く上げたいという思いから、右足体重になりがちです。ではなぜショートアプローチでは、アドレスの時点から左足体重にしておくべきなのでしょうか?

ショートアプローチは下手で投げるイメージ

ショートアプローチでは、アドレスであらかじめインパクトの形を作っておきます。このように構えることで、余計な体の回転が抑えられて腕主体のスイングになり、ヘッド軌道の安定や距離感の作りやすさにつながるのです。イメージとしては、ボールを下手投げするような感覚。では、具体的なアドレスの作り方を覚えましょう。

アドレスでインパクトの形を作れば自然と左足体重になる

手順としては、両足の間隔を狭めてオープンスタンスにし、インパクト時の腰が開いた形を作ります。そして、ボールを右足つま先前にセットしましょう。そこから胸を正面に向ければ完成です。これだけで、自然に左足体重になります。腕で振るコツとしては、腕を固めてパターのように振ろうとしないこと。グリップをギュッと強く握らず、2割くらいの力で柔らかく握り、ヘッドの重みを感じながらダウンスイングすることが大切です。

最後に今回のショートアプローチレッスンを動画でおさらいしましょう。

1 2