スイングは良いのになぜ左右に散るの?(前編)
2018/02/15 17:00
スタジオの計測とコースとの違い
スタジオで問題を見つけにくいケースには、実は、初歩的な問題が潜んでいる可能性があります。スタジオとコースとの違いとして、ダフってもマットが滑ってくれるということ以外に、いつもフラットなライから打てることが上げられます。そのため、コースで見られる現象が、スタジオでは見えにくいのです。練習場ではフェース向きとグリップの位置関係が、ショットごとに狂いにくいということです。どうしてでしょうか?
コースでは完全にフラットなライは少なく、ティグラウンドでさえ必ず多少の傾斜があるものですし、ライによって、クラブの座り方も違ってきます。つまり、地面にヘッドをソールした状態を起点にして、グリップを決めている人は、ライによって毎回、グリップに対するフェース向きが変わってしまうことが多いのです。スタジオで偶然出た、室井さんのアイアンショットが乱れた状態を見てみると、このようにトップでフェースが大きく開いていることが分かります。グリップを決める方法に問題があるのです。