サイエンスフィット レッスン

真のゼロインパクトで20ヤードUP!【前編】

2018/04/12 17:00

パワーを生み出せない“竹とんぼスイング”です

タメが少なく、腕とクラブの動きに時間差が少ない

アンコック角は、男子プロ、女子プロともに130度以上あります。アンコック角の最大値を経てインパクトの手前から手元が減速し、ヘッドが力強く追い抜いていきます。また、ヘッドと腕の動きに時間差が生まれることで、ヘッドがギリギリまで下りてこないので、様々なライに対応できるのです。一方、宮田さんのアンコック角は47度。多少のタメはあるものの、大げさな表現をすれば、肩からヘッドの先端まで、竹とんぼの羽のように動いています。腕を1本の棒のように使って投球しているような感じとも言えます。

腕とヘッドがほぼ一緒に動いている

プロの場合は、ハーフダウン直後くらいから手元が減速し始めますが、宮田さんの場合、その減速ポイントがインパクト直前になっているのです。簡単に言うと、タメとリリースのメリハリがないということです。しかし、ただ腕とシャフトの角度を故意に作ろうとしても、上手くいきません。タメは作れてもリリースできない不自然なタメ方になりがちだからです。

ヘッドから一番遠いところから始動するイメージが重要≫
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