トップアマのコース攻略

Vol.12 オールドオーチャードゴルフクラブ 「有利なセカンドショットを打つためにティショットはどこに置くべきか」を問うコース

2013/08/01 12:36

戦略美、景観美と兼ね備えた ゴルフIQが問われるコース

ゴルフコース界の名門といわれるファジオ家の家系を受け継ぐジム・ファジオ氏が設計したコース。最初に感じたのは「美しい」という印象です。この美しさとは、戦略性と景観が融合した美しさ、そしてコースが整備され手入れが行き届いている美しさという2つの意味があります。コースレイアウトは、単純に真っ直ぐ打つだけでは攻略できない作り。ピンの位置から逆算してルートを考え、「グリーンをタテ方向に使えるセカンドショット地点はどこか」「有利なセカンドショットを打つためにティショットはどこに置くべきか」を導き出さなけばいけない、頭を使ったゴルフ、距離感を問われるショットが要求されます。グリーンもフェアウェイもアンジュレーションがあり、フラットなライは少ない中で攻略ルートを明確に持ち、いかに正確なショット、ストロークができるかがカギになります。

オールドオーチャードゴルフクラブ

丘陵コース。ウォーターハザードとバンカー、樹木、アンジュレーションがバランス良く組み合わされ、高い戦略性を生み出しているコース。どのポジションをキープするかでピンに対するハザードのきき方が変化し、次打の難易度を変える。景観まで含めて、アメリカンタイプの一つの典型といえよう。アウトはある程度の距離も必要だが、それ以上に自分なりの攻略ルートを見つけることが大切。インは方向性が問われるホールが多い。名物は池に沿ってドッグレッグしたパー4の16番。ティショットとセカンドの使用クラブで、攻略ルートが幾通りも選択できる。

・距離:3531Y(OUT)、3583Y(IN)、Par72
・コースレート:73.2(OUT・IN・ベント)
常磐自動車道/岩間ICより11km 東関東自動車道/潮来ICより30km
茨城県東茨城郡茨城町鳥羽田686-3

2H・145Y・P3≫
1 2 3 4