練習用マットの速さは何フィート?【前編】スティンプメーターを作ってみよう!
練習マットの速さは何フィート?【後編】自作メーターで勝手にランキング
2020/02/24
ご自宅でパター練習をする人は多いと思います。練習用マット、人工芝…と、いろいろなところで練習していると思いますが、いったいどのくらいの速さなのだろうと思ったことはないですか? 前回自作したスティンプメーターを使っていろいろなところを計測し、ランキング形式にまとめてみました。6位から始まるのは筆者の身の回りで計測できる広さを持ったものが見つけられなかったということで、ご容赦ください。
■6位「ラグマット」
計測結果:7.4フィート
毛先は長くないものの、寝かせた状態(写真右)で測ると7.4フィート、毛を立たせた状態(写真左)で6.9フィートになりました。0.5フィート(7.4-6.9)の影響は意外とリアルに近い結果でしょう。実際のコースでも、順目と逆目でこれくらいのスピード差はあるので、実戦的な練習になると思います
■5位「練習用マット」
計測結果:8.9フィート
これぞ練習用マットという感じ。一般のアマチュアゴルファーがプレーするゴルフ場のグリーンが、だいたい8~9フィートといわれています。触ってみるとラグマットと同じような質感ですが、絶妙なスピードに設定されている、と感心させられます。
■4位「人工芝」
計測結果:9.7フィート
人工芝の素材にもよると思いますが、今回測定したのは、弊社フロアに一部使われていた毛足短めの一般的なタイプ(アクリル素材)。「練習用マット」よりやや速めの9.7フィートという速さが出ました。名門コースのひとつ、葉山国際カンツリー倶楽部で9.5~10フィートの設定といいいますから、高速グリーン対策用といえるでしょう。
■3位「ござ」
計測結果: 10.7フィート
ござをラグマットの上に敷いて計測。ラグマットと比べボールの接地面積が明らかに小さく、素材自体の摩擦係数も低いため、スピードが上がります。試しにフローリングの上に直接敷いて計測してみたところ、用意したござの長さが足りず計測不能に。ござで練習したい人は、ある程度柔らかい敷物の上でご利用ください。
■2位「ニードルパンチカーペット」
計測結果:19.8フィート
通常30インチの部分から転がして計測するスティンプメーターですが、グリーンが狭い場合や下り傾斜の場合、半分の15インチの部分から転がして計測し、その長さを倍にしたものを速さとして出します。しかし、このニードルパンチカーペットの場合、15インチの部分から転がしても、生地から飛び出してしまいます。1/3の高さからボールを転がして止まったところは202㎝(6.6フィート)。これを3倍にして19.8フィート。“ガラスのグリーン”と呼ばれるオーガスタでも約14フィートと言われているので、約6フィートも速い!オーガスタ以上の速さが体験できます。
■1位「フローリング」
計測結果:57.0フィート(推測値)
フローリングもニードルパンチカーペットと同様に1/3の高さからボールを転がし、計測できた数値が57フィート。オーガスタの約4倍! この超高速なタッチを体験しておけば、どんな高速グリーンを前にして恐れることはないでしょう!
グリーンの速さは、転がる面の素材にも影響は受けますが、硬さにかなり影響を受けるようです。自分がパット練習をしている場所の速さが気になったら参考にしてみてください。
取材協力/葉山国際カンツリー倶楽部
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