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久々ゴルフその前に… 飛距離を伸ばす家練ドリル【リモートレッスン】

2020/06/01 17:00

以前と同じ、いやそれ以上に飛ばしたい

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が全国で解除され、久しぶりにゴルフ場へ行こうという人は多いだろう。ただ、プレーから離れている期間が長く、以前のようにスイングできる自信がないという声も聞こえてきそうだ。そこで、元のスイングに戻しながら、以前よりヘッドスピード(以下HS)アップが望める練習法を、簡潔で分かりやすい理論で定評のある関浩太郎氏に聞いた。(※以下、関氏解説コメント)

インパクト前後の「スピード」のみ考える

前回、素振りを行う際はクラブの4つの動きを重視するべきとお話しましたが、飛距離を伸ばすにはHSを上げることが先決となります。

40m/sの正解はたったの一カ所?

では、いかにHSを上げるのか――。多くのアマチュアゴルファーは、自分のHSが「40m/s」と聞くと、スイングのどのポジションでも、ヘッドが40m/sで動いていると勘違いしています。HSはインパクト前後の一瞬のスピードのこと。切り返しでも、ダウンスイングでもなく、インパクト前後のみの計測で記録されているということを、まず頭に入れておきましょう。

手首が伸びる「ピッ!」の瞬間を重視する

インパクト前後のスピードを上げるには、アドレス時にひじと手首でできた角度を解き放つ瞬間(リリースタイミング)が重要になります。ひじから手先が伸びる「ピッ!」という一瞬に、HSは跳ね上がるからです。

「ピッ」のタイミングがリリースタイミング

リリースタイミングが早すぎると「アーリーリリース」と呼ばれる、切り返しからダウンスイングですでにスピードが出切ってしまい、落ちながらインパクトを迎える状態となってしまいます。

ただし、リリースタイミングばかりを意識すると、インパクトでフェースが開きがちになります。レッスンの順番としては、右に飛ばない。スライスしないフェース面の動きであるスイングプレーン&フェースアングルを覚えてから、今回のポイントを押さえる順番が、正しい飛距離アップ練習法と考えています。

先を丸くしたハンドタオルで素振りが◎

素振りでは想定ボールをインパクトより左側に置き、飛球線方向にヘッドが走るイメージをもつことが重要です。布団たたきなどで左足の前に布団を置き、それを叩くことをおすすめします。またタオルを先のほうだけ結び、左足の前に置いた、叩いても良い吸収力のあるものを叩くという方法も有効だと思います。

「面!」で強く叩ければ、そこがHSアップのポイント

体の正面で行うことでリリースがより気づきやすい

適正なリリースタイミングを確認するために、布団たたきを使った良い方法があります。柔道の面打ちのように、布団たたきを正面で構えて上下に叩く動作を繰り返します。ゴルフのスイングは頭から外し、強く叩く感触を体に覚え込ませます。

わきがあいて手首が伸びた状態 = アーリーリリース

布団を強く叩くことができない人は、手首の角度が伸びて手先で叩いている証拠です。これがゴルフでは「アーリーリリース」の動きとなります。ギリギリまでリリースするタイミングを待ち、一気に先端が走るタイミングを見計らって振りましょう。

ゴルフ外の動きからゴルフへ 切り替えが大事

強く叩く感覚が身についた後、両手を真横に移動させ、切り返しからインパクトまでのスイングの動きを再現してください。適正なリリースタイミングを知ることで、効率良く飛距離アップにつながるスイングのコツを覚えることができます。久しぶりのラウンド前に、ぜひ一度試してみてください。

■ 関 浩太郎(せき・こうたろう) プロフィール

1974年生まれ、茨城県出身。高校卒業後に渡米し、カリフォルニアプロツアーを転戦。帰国後は有名クラブ職人に弟子入りし、クラフト技術を習得。現在は「SEKI GOLF CLUB目黒」を主宰。分かりやすく明確なティーチング&フィッティングで多くのアマチュアから支持を受ける。

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