2023年「全英オープン」初日の組み合わせ&スタート時刻
森田さ~ん、リバプールのお天気は? 「週末は下り坂に 風向きの変化にも注意」
2023/07/20
米男子ツアーのメジャー最終戦「全英オープン」が日本時間の20日(木)午後2時35分に開幕する。舞台となるロイヤルリバプールは、イングランド北西部のアイリッシュ海に面したウィラル半島の先端に位置する。TBSのニュースでもおなじみ、気象予報士の森田正光さんに当地の天気を解説してもらった。
風の影響を受けやすい場所に位置する
今回の全英オープンは、イングランドでの開催。ビートルズでもお馴染みのリバプールで行われます。ただし、開催地のロイヤルリバプールは、リバプールの中心部にはありません。中心部からマージー川を越えたウィラル半島の突端に位置し、まさにアイリッシュ海に面しているので、地図を見ただけでも風の影響をもろに受けるのではないかと想像できます。
緯度は北緯53度と日本よりもはるか北。サハリンの北端と同じ緯度ですから、年間を通して気温は低めです。それでも温帯である西岸海洋性気候で、夏は涼しく、冬は緯度ほど気温が下がらないという特徴があります。実際に7月の平均気温を調べてみると、だいたい16℃ぐらいで気温が上がったとしても25℃には届きません。朝と昼の寒暖差もそこまでなく、極端に寒くなったり、暑くなったりということが少ないでしょう。比較的服装を決めやすいのではないかと思われます。
年間を通してそれなりに雨が降ります。7月の降水量は平均60mmぐらいですから、試合4日間のうち、最低1日は雨が降ってもおかしくありません。
ゴルフ場が面しているアイリッシュ海は内海のように見えますが、実際は風が通りやすく、おそらく大会期間中も北西風が吹き続けるでしょう。しかも寒流なので海が冷たい。その影響もあって気温は上がらず、体感としてはけっこう寒く感じるのではと予想されます。「晴れ間も少なく、冷たい風が吹いて曇りがち」、そんなイメージでテレビ中継をご覧になっていただけるといいかもしれませんね。
では、そうした特徴も踏まえて、今年の全英オープンの4日間の天気予報を見ていきましょう。
晴れ間が望めるとしたら初日の20日ぐらいで、2日目の21日は一日を通して曇り。それ以降、決勝ラウンドは下り坂になる予報です。週末は低気圧が近づいてくるため、雨の降る時間も長くなりそうです。
日本のようなザーザー降りとはなりませんが、風が強まる時間もあるため、鬱陶しさはありそうです。また低気圧は風も変化させるので、予選ラウンドで北寄りだった風が、後半は南寄りに変わります。大会期間中でも風への対応が分かれるかもしれません。気温の低下、雨、風と天候への対応も上位進出に向けたカギになってくるはずで、まさに全英オープンらしい天気との戦いになるかもしれませんね。
協力/ウェザーマップ
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