クラブを計測してみると？

長尺が多い昨今にしては振り抜きを重視したシャフト

10度でリアルロフトが11.75度。フェース角は＋0.75度とややフック。ライ角は59.25度と平均的だが、重心角が27.5度と大きい。形状的に重心距離が長いドライバーだが、重心アングルの大きさと重心深度の深さでヘッドが返りやすくなっている。ただし、重心位置はシャフト延長線からかなりオフセットされているので、操作性は良くない。微妙な球筋コントロールが難しく、オートマチックに真っ直ぐ打っていけるタイプ。

シャフトについては、標準装着の55Wは中間から先端がしなるタイプ。実際に打つと、切り返しで中間部分が大きめにしなり、しなり戻りはスロー。トルクも適度に感じるので遊びが多く、スイングが乱れてもシャフトの挙動は安定している。

長さは実測値で44.5インチ。クラブ重量は純正Sで308.8グラム、バランスはD2。45インチ換算すると300～305g。35～55歳ぐらいで、体力が平均的な男性、長尺ドライバーが苦手なゴルファーと相性がいいスペックだ。

クラブ測定データ