クラブを計測してみると？

純正シャフトの「MP－510D」は、中間から先端がしなる

10度表示でリアルロフトが12度。フェース角は＋2.25度と強めのフックフェース。ライ角は62.75度とかなりアップライト。重心角は23度と平均的なスペックだ。形状的に重心距離がやや短くなるタイプのドライバーで、実際試打してみても重心距離が長さを感じなかった。重心アングルは平均的だが、ヘッドはオートマチックに返りやすく、ドロー弾道を打ちやすく仕上がっている。

シャフトについては、標準装着の「MP－510D」は中間から先端がしなる、典型的な先調子タイプ。実際に打つと、切り返しで中間部分が大きめにしなり、ダウンからインパクトにかけてやや早めにしなり戻る。タイミング良く振れると弾き感が手に伝わってくる。トルク感も適度にあるので、スイングが乱れてもヘッドの挙動は安定している。

長さは実測値で45インチ。クラブ重量は純正SRで296.9グラム、バランスはD1。40～60歳ぐらいで、体力が平均的な男性、長尺ドライバーよりも普通の長さを好むゴルファーと相性がいいスペックだ。