ミスヒットでも弾道と飛距離が安定「コブラ キング F9 SPEEDBACK ドライバー」
打ってみると?
試打クラブは、ノーマルポジションで表示ロフト角が10.5度。ウェイトはフェース側に2グラム、バックフェース側に10グラムが装着されている。
シャフトは標準装着される藤倉ゴム工業の「スピーダー エボリューション for コブラ」だ。アドレスするとフェースはスクエアで、リアルロフト角は小さく感じる。
まずはやや軽めにスイングしてみた。「スパーン」と重厚感がある音とともに、ボールはやや低めに飛び出した。球離れはそれほど早く感じないが、ボール初速はしっかり出ている。2発、3発と続けて打っても、インパクトの手応えが分厚く、フェースの反発の強さが手に伝わる。
ヘッドの挙動はニュートラルで、ストレートに打てばイメージ通りのストレート弾道。重心距離と重心深度のバランスが良いのだろう。オートマチックにつかまる球が打てるタイプではないが、右にスッポ抜けるような球が出づらい。前作の「F8」と同じく、直進性が高い弾道を打ちやすいドライバーだ。
コブラらしくスイートエリアが広いため、打点が少々ズレてもヘッドはぶれにくく、弾道も安定している。メーカーの意図の通り、ミスヒットしても弾道と飛距離が安定している。
モデルチェンジで明らかに変わったのがスピン量だ。「F9」は「F8」よりも重心が低く、低スピン弾道で飛距離を稼げる。
ヘッドスピードを45m/s前後に上げて弾道計測すると、ボール初速は66.5~67m/s、スピン量は2400~2800回転。キャリーだけでなく、ランも伸びる弾道が打ちやすい。
「スピーダー エボリューション for コブラ」は、挙動が穏やかでオーソドックスな中調子のシャフト。切り返しでの挙動が落ち着いているのでタイミングが取りやすい。
何より低スピン弾道が打ちやすくなって飛距離性能が増している。スピン量が多くて飛距離をロスしている人はもちろん、低スピン弾道で飛ばしたい人にとっては、大いに期待に応えてくれるドライバーである。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー