「スパイダー」シリーズはヘッドがメッキではなく塗装なので、中古だとやや色落ちが気になるところ

米国男子ツアーの2021-22年シーズンにおいて、大逆転で3回目のフェデックスカップ王者に輝いたロリー・マキロイ。パターはテーラーメイド「スパイダー」シリーズを長く愛用し、現在は「スパイダーX ハイドロブラスト」（2021年）を使用する。今回は、過去に人気を博した歴代の「スパイダー」を中古で探してみた。

2008年に登場した初代モデル「ロッサ モンザ スパイダー AGSI＋」は、大型ヘッド、深重心、アライメントが取りやすい形状で「やさしいパター」と評判を呼び大ヒット。発売から14年が経過しているので中古ではレアだが、5000円前後からが相場となる。

「スパイダー ツアー レッド」（2017年）は、セルヒオ・ガルシアが17年「マスターズ」で優勝した際に使用。ジェイソン・デイやジョン・ラームのほか、ダスティン・ジョンソンは同型のブラックモデルを愛用していた。一時期、中古で品薄となりオークションサイトでプレミア価格がついていたが、現在は1万円台前半から見つけることができるだろう。

マキロイが使用しているモデルは、日本で展開していないため非常にレア。基本的な構造は同じで仕上げが異なる「スパイダーX」（2019年）は、大型タイプの中ではやや小ぶりで、操作性があるのが特長。定番カラーのブルーホワイトやカッパーホワイトは在庫が豊富で、1万円台中盤からが相場だ。

アベレージゴルファーからツアープロまで使える「スパイダー」シリーズ。パターに悩んだら、一度は試して欲しい。