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グリップ交換、サビ取り、ボール痕処理…何でもござれ 中古クラブ“お手軽メンテ法”

中古クラブは、その時の状態や程度が価格に大きく影響する。つまり“使用感”の多く見えるクラブほど高値で売れない傾向にあるわけだが、身近なものを使ってひと手間かけるだけで、これらはかなり改善される。今回はそんなお手入れ方法を紹介しよう。

まずはグリップのお手入れ グリップ交換きほんの「き」

クラブを使うと、まず汚れてくるのはグリップ。正直に言うと、店頭で中古クラブ購入の際はその場でグリップを交換してもらうことがおススメだ。しかしここ数年で、グリップの価格は大幅にアップし、交換には工賃も発生する。せっかく安値で中古クラブを購入したのだから、コスパ良く自分で交換するという手もある。

グリップ交換には、新しいグリップの他に必要なのが、装着されているグリップを切るためのカッターナイフ、グリップテープ、グリップを挿入する際に必要なグリップ交換液(溶剤)だ。

グリップ交換キットもあるが、たくさん交換するのなら工房で使うようなグリップテープを購入することをおススメする。グリップ交換液に関しては、専用のものでなくてもいい。例えば、バーベキューコンロなどの燃料に使うホワイトガソリンなどを使う工房もある。

灯油も使えるが、乾燥に時間がかかる。推奨したいのはパーツクリーナーで、こちらはホームセンターで手に入る。成分はスプレー状タイプのグリップ交換液とほとんど同じで、コツは溶液をたっぷり吹きかけること。ケチっていると途中でグリップが入らなくなる。こちらの動画を参考にするといいだろう。

ちょっと待ったぁ! お手入れ次第ではまだまだ使えるグリップも

グリップは長く使うと“ツルツル”になる。特にゴム素材のグリップはその傾向が顕著だ。まずはグリップを中性洗剤とスポンジ、もしくはタワシなどでゴシゴシ洗ってみる。さらに、硬くて目の粗いスポンジでゴシゴシと表面を削るぐらいのイメージでしっかりとこすってみる。

するとツルツルのグリップもグリップ力が回復する。残念ながら、ゴムがひび割れている場合などは交換したい。パターグリップも表面が剥がれているものは、あきらめて交換しよう。

樹脂系のグリップは、前述したパーツクリーナーを使うと劇的に汚れが落ちる。直接吹き付けると、グリップメーカー名の塗料まで落ちてしまうので、布などに染み込ませて拭くこと。パーツクリーナーをグリップ掃除に使用する際は、必ず樹脂類に対応しているか注意事項を確認してほしい。

ノーメッキウェッジのサビはどうやって取る?

ノーメッキや、皮膜処理をしていないウェッジはサビやすい。サビの落とし方だが、フェース面とソールなどでは方法が異なる。どちらもキッチンにあるものを利用して落とせ、鍋についた焦げやサビを落とすのと同じ要領だ。溝があるフェース部分はデリケートなので、目の粗いスポンジでやさしくこする程度に。砂消しゴムなどを使うのもオススメだ。

ソールのサビは、スチールウールやクレンザー(研磨剤)、場合によってはサンドペーパー等を使って根気よくこすると取れる。頑固なサビはクエン酸や重曹につけると取れやすい。もちろん市販のサビ取り剤を使うのもいい。アフターケアとして、ベビーオイルなどを塗って再びサビるのを防止しよう。

シャフトに貼ってあるシールは剥がしていい?

シャフトには様々なシールが貼ってある。メーカーによるスペックシールや、お店が在庫管理のために貼っているバーコードなど。カッコ悪いから、剥がしたい気持ちは理解できる。

バーコードやシャフトの重さ、硬さがプリントされているカーボンシャフトなどのスペックシールは剥がしても問題ない。しかし、剥がしてしまうとシャフト名や硬さが分からなくなるスチールシャフトは別だ。買い替えの際、「スペック不明」で買取り査定額が下がってしまう。不要なシールを剥がして、ベタベタする粘着部が残った場合は、前述のパーツクリーナーでキレイに取れる。

ウッドやユーティリティの塗装&メッキ部分はどうする?

ウッドやユーティリティのクラウン塗装部分に関しては、傷なのか、汚れなのかをまず把握しよう。残念ながら塗装とメッキ部分が傷状になっている場合はどうしようもない。再塗装、再メッキは高価だし時間もかかる。ここは購入の際にしっかりとチェックして欲しい。

しかし、ボール痕やテンプラ痕などの汚れであれば、キレイに取れる。塗装面はデリケートであり、汚れを取るつもりで傷をつけてしまったら元も子もない。自信のない場合は貴金属を磨く布“シルバークロス”を使ってみよう。超微細な研磨剤・クリーナー液を含んだ布のことで、まずは水洗いして汚れを取り、メラニンスポンジを使って拭き取る。水気が取れたらシルバークロスで磨くといい。塗装面やメッキの微細な傷が目立たなくなる。

クレンザーやコンパウンドなどの研磨剤、車のワックス、歯磨き粉などを使うと効果的に光沢が出て傷も目立たなくなるが、リスクもある。流行りのマット塗装には絶対に使用しないこと。マットなザラザラが取れて光沢感が出てしまう。メラニンスポンジで軽くこするぐらいにとどめよう。

中古クラブを購入した時に、しっかりメンテナンスすることで不具合がある場合でも早期発見できる。手放す際の買取り査定でも有利になり、何より愛着が湧くはず。今回は専門的なアイテムは極力使わず、リスクが少ないメンテナンス方法を紹介した。ぜひ試してみて欲しい。(文・田島基晴)

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田島基晴 プロフィール

1963年生まれ。ゴルフギア好きが高じて、地元広島に中古ショップ「レプトン」のゴルフ部門を設立。現在は店舗で得たギア知識を活かし、ゴルフライターとして活躍。YouTube動画の企画編集やブログ執筆など活動は多岐にわたる。

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