逆目ラフからのアプローチ「上げる」or「転がす」、どっち?/教えて市原弘大編
「逆目」のライ、どう攻める…?
グリーン周りは、スコアメイクに大きく関わる大事な場所。特にライによってその確率は大きく左右される。今回のテーマは出すだけでも難しいといわれる“逆目”のラフ。この状況からフワッとロブショットで『上げる』か、それともランニングショットの要領で『転がす』か? 今回もツアープロ代表として、ショートゲームを得意とする市原弘大プロに伺った。
『上げる』派が約7割!
まずは平均90台アベレージゴルファーの意見から。結果は左図のように、『上げる』派が72%(18人中13人)と圧倒的多数を占めた。理由は「芝の影響を受けないためには『上げる』しかない」(MMさん/35歳)、「『転がす』なんて無理」(デン六さん/45歳)など。
アベレージゴルファーの多くは『転がす』という選択肢が困難で、仕方なく『上げる』という意見が多かった。これに対し、市原プロの意見はどうなのだろうか……!?(以下、市原プロの解説)
ライ次第! 『転がす』もアリ
「グリーン奥や両サイドに外したときに残りやすいのが、“逆目”からのアプローチです。僕たちプロにとっても、この状況ではかなり神経を使います。『上げる』か『転がす』かと聞かれたら、ライの状況によって変わるというのが僕の答えです。
沈んでいたら『上げる』
まず、ボールが沈んでいて地面との間に隙間がない場合、この状況なら確実に『上げる』という選択をします。ピン位置に関係なく、ボールを上げて出すことを優先させないといけないからです。アドレスでフェースを開き、ボールを高く上げて寄せていきます。
浮いていたら『転がす』
ラフの芝が長く密度が高い場合、逆目のライでもボールが浮いているときがあります。この状況では無理に高く上げず、横からボールを払い打ちして『転がす』ほうが確実といえます。使うクラブはSWではなくAWやPW、ややロフトが立っているものを選ぶとよいでしょう」。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
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